しかし、それ以降途絶えていましたのでいささか心配していましたが、昨日、中央通信社が「病院側は9日、容体は安定していると説明した。一般病棟で経過を観察しており、医療チームは李氏に嚥下や歩く練習などのリハビリを毎日促している」と伝えています。
李元総統は1月15日がお誕生日。1923年(大正12年)生まれですので、満96歳となります。92歳だった2015年7月にご来日の折には仙台で仙台牛を、翌年の石垣島ご訪問の折には石垣牛を食べることを無上の楽しみにするほどの頑健なお身体。
その上「あと5年は台湾のために力を尽くす」と公言されていましたので、リハビリは辛いものですが、その強靭な「台湾魂」を発揮して乗り越えて欲しいものです。
————————————————————————————-李登輝氏、入院から1カ月余り 一般病棟で経過観察中、リハビリも【中央通信社:2019年1月9日】
(台北 9日 中央社)自宅で頭を打って入院してから1カ月余りが経った李登輝元総統について、病院側は9日、容体は安定していると説明した。一般病棟で経過を観察しており、医療チームは李氏に嚥下や歩く練習などのリハビリを毎日促しているという。元の生活に戻れることを目標とし、完全に問題ないと医療チームが判断してから退院時期を検討するとしている。
李氏は昨年11月末、自宅で転倒して額を床に打ち付け、右目上部にけがを負うなどした。台北栄民総医院(台北市)に救急車で搬送され、神経外科の集中治療室(ICU)に入院。検査で脳にわずかな出血が見つかった。先月5日までにリハビリを開始し、同11日に一般病棟に移った。李登輝基金会は先月中旬、李氏の退院について、筋力低下や嚥下障害の回復を待つ必要があると説明していた。 (張茗喧/編集:楊千慧)