11月29日の正午近く、李登輝元総統はご自宅で転倒して頭部を打って額と鼻から出血したため、入院されました。その後の容体ですが、検査の結果、脳に少量ながら出血を起こしていたことが判明したものの、順調に回復しているそうです。
主治医は「状態は良好」で、治療や検査は特に必要ないと明らかにしたことを中央通信社が報じています。下記にご紹介します。
前号で、転倒して額を打った程度ですみ、骨折しなかったのは不幸中の幸いと言えるかもしれませんと書きましたが、李元総統側近の方からも「骨も脳も問題なく、まさに不幸中の幸いでした。大事に至らずよかったです。総統は強運です」との連絡をいただきました。
あとは退院されるのがいつなのかを待つばかりという結果となったようで、本当にホッとしました。
————————————————————————————-入院中の李登輝元総統、主治医「状態は良好」 けが回復順調【中央通信社:2018年12月2日】
(台北 2日 中央社)自宅で転倒し、頭を打って入院している李登輝元総統(95)について、主治医の陳雲亮医師は2日、状態は良好だと話した。李登輝弁公室の王燕軍主任は、けがは順調に回復していると説明。退院の時期については、医療チームの判断が待たれるとした。容体観察が続けられるが、治療や検査は特に必要ないという。
李氏は先月29日、台北市内の自宅でバランスを崩し転倒。その勢いで額を床にぶつけ、同市内の病院に搬送された。容体は安定していたが、高齢のためリスクが高いとされ、神経外科の集中治療室(ICU)に入院。検査の結果、脳に少量ながら出血が見つかっていた。
(陳偉テイ/編集:楊千慧)