政策担当)の李嘉進諮問委員が就任した。昨日の亜東関係協会の役員会議で承認された。
廖了以氏は総統府資政に転任すると伝えられている。
李嘉進・新会長は「台湾大卒業後、筑波大学大学院で修士号(経済学)を取得。1999年
に立法委員(国会議員)となり、2009年に同会議諮問委員となった」(毎日新聞)という
経歴の持ち主だそうで、今後の抱負について中央通信社が伝えているのでご紹介したい。
対日新トップ 「日本とプロ野球交流を」=台湾
【中央通信社;2013年5月24日】
(台北 24日 中央社)24日、台湾の対日本窓口機関.亜東関係協会の新会長に選出され
た李嘉進.前国家安全会議諮問委員は中央社の取材に、プロ野球交流などを例に「良好な
台日関係をさらに発展させたい」と意気込みを見せた。
李新会長は、今後の対日関係の重点にまず経済関係強化を挙げ、「アベノミクス」で回
復軌道に乗る日本経済は台湾のチャンスだと指摘、経済は馬英九総統が特に重視する分野
で、力を入れて行きたいと期待を込めた。
もう一つの重点とした文化交流では、台湾と日本のプロ野球交流を提案。「野球は台日
の共通言語」「3月のWBC台日戦では家族で感動の涙を流した」という李氏は、日本の胸
を借り台湾の野球をより盛り立てて行きたいと熱い想いを語った。
昨年2月から会長を務めてきた廖氏は、退任理由としている高齢の母親の話に少し心配そ
うな表情を見せたが、日本語で「本当にどうもありがとう」と充実した一年余りを振り返
り笑顔を見せた。
台湾と日本は正式な外交関係を持たないため、亜東関係協会と日本側の交流協会が民間
の形を取り実務交流の窓口を担っている。会長交代の役員会議には林永楽外交部長(=外
相)も出席し、満場一致で新人事が決まった。
(蔡和頴、高野華恵)