昨日の中央通信社も記事にしていましたので、下記に紹介します。この記事によりますと、河津桜を植えるのは台中市の新社区を予定しているそうです。
新社区と言えば、八田與一技師の後輩の磯田謙雄(いそだ・のりお)技師が逆サイフォンの原理を利用して渓谷を越える農業用の水路「白冷[土川](はくれいしゅう)」を造ったところ。磯田技師は、地元の人々に“命の水”をもたらした「水利の父」「白冷圳の父」と称えられていて、2013年10月には銅像も建立されています。
白冷圳に河津桜、日本と台湾の絆がまたいっそう強くなりそうです。
なお、本会ホームページでも台日文化経済協会と台中市政府の「河津桜寄贈協力覚書」締結について伝えています。
◆台日文化経済協会が台中市政府と「河津桜寄贈協力覚書」を締結 http://www.ritouki.jp/index.php/info/20171101/
—————————————————————————————–日本李登輝友の会、台中市にサクラの苗木600本贈呈 関係深化願う【中央通信社:2017年11月1日】
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201711010004.aspx写真:協力覚書を交わす(左から)台中市の林佳龍市長、台日文化経済協会の黄天麟会長=台中市 政府提供
(台中 1日 中央社)李登輝元総統の支持者らによる交流団体「日本李登輝友の会」は日台の文化、経済交流促進を図る民間団体「台日文化経済協会」を通じ、台中市政府に3年で計600本のカワヅザクラの苗木を贈呈する。台日文化経済協会の黄天麟会長は10月31日、訪問団を率いて同市政府を訪れ、林佳龍市長と苗木の贈呈に関する協力覚書を交わした。台湾と日本のさらなる関係深化を願うとしている。
林市長は苗木の贈呈について感謝を述べると、苗木を栽培に適した同市新社区に植え、サクラの名所にしたいと話した。また、毎年開花時期には多くの日本人観光客が台中を訪れるようになり、同市が台湾の花の都となればと語った。
新社区は毎年、花のイベントが開催されることで知られている。同市政府建設局によると、2001年以降、同区でサクラの栽培が進められており、現在、その品種はカンヒザクラやマメザクラなど多岐にわたる。林市長はカワヅザクラが加わることで、同市のサクラの品種がより豊かになると喜びを示した。
黄氏によれば、日本はかつて何度も台湾にサクラを移植することを試みたが、失敗続きだった。カワヅザクラは開花期間や寿命が長く、台湾への移植に適していることから、贈呈する品種に選ばれたという。
(編集:楊千慧)