して反対運動を起こしている。
抗議のため教育部に侵入した学生30人と記者3人が逮捕され、その逮捕された1人の林冠華氏(20
歳)が誕生日の30日に自裁したことを受け、高校生らは30日夜、ロウソクや白いバラを手に教育部
前に集結。学生グループの代表が「林さんの死を無駄にしない」と呼び掛ける中、呉思華・教育部
長の辞任を要求するスローガンを叫び続けたが、数時間経っても教育部側から反応がなかったた
め、約200人が柵を乗り越えて敷地内に侵入したという。
AFP通信が写真14枚とともに報道しているので下記に紹介したい。
中国寄り教科書に抗議の台湾学生が自殺、教育省敷地にデモ隊侵入
【AFP:2015年7月31日】
http://www.afpbb.com/articles/-/3056069
【7月31日 AFP】(一部更新)台湾で、学習指導要領改定が「中国寄り」だと抗議して逮捕され
た学生1人がその後自殺したことが分かり、数百人のデモ隊が31日未明、教育部長(教育相)の辞
任を求めて台北(Taipei)の教育部(教育省)敷地になだれ込んだ。
台湾では前週、新指導要領の下で採用が決まった高校の歴史教科書が「中国史観」に基づいてい
ると抗議する学生ら30人と記者3人が教育部の建物に侵入し、逮捕された。警察と報道によると、
このとき逮捕された学生の1人、林冠華(Lin Kuan-hua)さん(20)が30日朝、新北市(New
Taipei City)の自宅で自殺しているのが見つかった。
これを受け、学生らは30日夜、ロウソクや白いバラを手に教育部前に集結。学生グループの代表
が「林さんの死を無駄にしない」と呼び掛ける中、呉思華(Wu Se-hwa)教育部長の辞任を要求す
るスローガンを叫び続けたが、数時間経っても教育部側から反応がなかったため、約200人が柵を
乗り越えて敷地内に侵入した。
デモ隊は31日正午現在も教育部の建物前の広場を占拠し、抗議を続けている。
(c)AFP/Michelle YUN, Benjamin YEH