リニューアルオープンした新竹市立動物園に見る日本 河津桜や初の日本人職員

李登輝元総統が石垣市を訪問された2016年、上野動物園と新竹市立動物園が10月21日に「友好交流協議書」を締結しました。この新竹市立動物園が2年半の改修工事を経て12月28日にオープンし、記念式典には、総統選挙のさなかを縫って蔡英文総統も駆けつけたそうです。

 台湾の動物園でもっとも歴史を有しているのは、1914年(大正3年)に開園した前身の円山動物園時代を含めると105年の歴史を持つ台北市立動物園ですが、1936年(昭和11年)に開園した新竹市立動物園は場所が移転していない動物園としては台湾でもっとも古いそうです。

 また、新竹市(林智堅市長)といえば2003年4月、日本と台湾の市レベルで初めて岡山市と「友好交流都市協定」を結んだことでも知られています。新竹市立動物園の隣に広がる新竹公園の中には姉妹館という日本家屋も建てられていて、岡山市との交流を伝えています。

 2003年2月には日本から約150本の河津桜が贈られ、それを「新竹の桜守」と言われる楊根棟さんたちが接木で増やし、今では2,000本ほどにも増え、桜の時期には町を挙げて新竹公園で「桜祭り」を開くほどになっています。

 実は、新竹市立動物園内にもたくさんの河津桜を植えられていて、台湾のいわゆる「山桜」(寒緋桜)と一緒に咲く光景は「日台共栄」を象徴しているかのようで、本当に見応えがあります。また、動物園の入口には象の長い鼻をあしらったユニークなデザインの門が日本統治時代のまま残され、園内には新竹神社の境内にあった石灯籠も移されていて、日本人には懐かしさを覚える場所となっています。

 なお、新竹市立動物園のリニューアルに当たっては、「友好交流協議書」を結んだ上野動物園の岡元友実子さんが同園初の外国人職員としてリニューアルに携わったそうで、中央通信社が報じています。また、リニューアルした新竹市立動物園の見どころなどを記事にしていますので、併せて下記にご紹介します。

 河津桜は1月下旬くらいから咲き始める早咲きの桜で、本会はこれまで「台湾・桜ツアー」や李登輝学校研修団でも立ち寄り、新竹市のみなさんと交流を深めてきています。

 毎年、2月10日前後に開かれる「桜祭り」とともに、リニューアルした新竹市立動物園を訪ねられることをお勧めします。

◆中央通信社:新生・新竹動物園28日開園 改革に尽力した日本人、喜び語る[12月27日] http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201912270009.aspx

—————————————————————————————–リニューアルした新竹動物園 見どころは新概念と歴史感【中央通信社:2019年12月28日】http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201912280005.aspx

 (新竹中央社)日本統治時代の1936(昭和11)年に開園した北部・新竹市の市立動物園が、約2年半の大規模改修を経て28日、リニューアルオープンした。開園83年という長い歴史を大切にしつつ、動物たちが暮らしやすい環境を目指した同園の見どころをピックアップして紹介する。

▽復元された「2番出入り口」と「噴水」

 同園の資料によれば、新竹公園の池に程近い2番出入り口は、日本人設計士がドイツ・ハンブルクのハーゲンベック動物園を手本にしてデザインしたもので、1949年に落成した。復元に当たっては、専門家に鑑定を依頼し、当初の色合いを忠実に再現したという。同時期に造られた噴水も本来の姿を取り戻した。いずれも同市の文化財に登録されている。

▽新しい概念の「食物森林」

 市街地に住む動物や昆虫に食べ物と自然に近い生息地を提供することなどを目的に設けられたエリア。約310坪の敷地に約80種類、6000本余りの植物が植えられ、池や堆肥化容器なども設けられた。

▽日本統治時代の施設 残ったものと消えたもの

 生まれ変わった同園の中で、今も日本統治時代の名残を伝えているのは、大正時代に創建された新竹神社の境内にあった石灯籠だ。第2次世界大戦で戦火を免れ、戦後に同園に移されたのだという。このほか、開園当時からあるという足洗い場も元の姿をとどめている。一方、ウオミミズクを展示していたドーム型のゲージは取り壊され、跡地には記念の彫刻が飾られた。

▽動物本位の新環境

 同園のスターはカバの「楽楽」(メス)。従来の鉄格子とコンクリートのおりから解放され、砂場や池がある新しい環境での暮らしを堪能しており、水に浸かったり餌を食べたりする楽楽の様子をさまざまな角度から楽しめる。マレーグマやベンガルトラ、オランウータンなどの展示場でも柵は取り払われ、より自然な姿を見ることができる。

                               (魯鋼駿/編集:塚越西穂)


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