「やまびこ211号」にて仙台へ。仙台駅でも、本会宮城県支部の方々をはじめ100人を超える人々が
手に手に日の丸や緑の台湾旗を持って出迎えました。
翌25日は松島へ。まず瑞巌寺の隣に位置する円通院にて昼食。李登輝元総統とご昵懇の江口克
彦・参院議員ご夫妻や宮城選出の和田政宗・参院議員なども同席し、精進料理を召し上がりまし
た。
この松島行きには、仙台厚生病院の医師と看護士も同行、また万一に備えて救急車も後ろから同
行していました。
食事を終えられた李元総統一行は、歩いて句碑が建立されている瑞巌寺境内へ。その間、出迎え
た台湾出身の方や、群馬から駆けつけた山本厚秀・本会群馬県支部長などと握手をしながら句碑前
に張られたテントの中に入り、植樹式に臨まれました。
植樹された木は「山法師(やまぼうし)」。学名の「Benthamidia japonica」からも分かるよう
に、日本原産のミズキ科の木。「アメリカ山法師」と言われる「ハナミズキ」に近いそうで、白い
花が6月から7月にかけて咲き、9月ころになる実の果肉はやわらかく、マンゴーのような甘さがあ
ると言われています。
句碑のまわりは落石などを防止する工事中でしたが、フェンスには紅白の幕を張り巡らされ、い
かにもお祝いの式典という雰囲気の中、相沢光哉・日台親善協会会長、瑞巌寺の吉田道彦住職、大
橋健男・松島町長、和田政宗・参院議員のご挨拶に続いて李登輝元総統がご挨拶。その後、関係者
とともに句碑の披露除幕式が行われ、また李安娜さん、李安[女尼]さんのお二人の娘さんたちと
植樹式に臨まれました。
その後、地元の聖和学園の高校生が野点で李元総統一行をご接待し、また「花は咲く」などを合
唱して歓待しました。
その模様を地元の仙台放送がニュースで放映しています。動画ですのでぜひご覧ください。
台湾の李登輝元総統、被災地視察のため松島町を訪問(宮城15/07/25)
【仙台放送:2015年7月25日】
動画:https://youtu.be/sWIodZHv2_E
今月21日から日本を訪れている台湾の李登輝元総統(92)が、東日本大震災の被災地を視察する
ため、宮城・松島町を訪問しました。
李登輝元総統が松島に来るのは、2007年以来、2度目だといいます。震災後は、初の訪問になり
ます。
台湾の李登輝元総統は、7月21日から日本を訪れていて、昨日、県内入りしました。
今回の訪問は、東日本大震災の被災地視察が主な目的で、今日は松島町の瑞巌寺を訪れました。
李氏は、2007年に瑞巌寺を訪れていて、前回の訪問を記念して建てられた石碑の脇で、植樹を行
いました。
李氏は「東日本大震災で、うるわしき松島の風景もかなり被害を受けたと聞き、大変心を痛めて
おります」と述べました。
李氏は明日、岩沼市の「千年希望の丘」で、東日本大震災の慰霊碑に献花を行い、その後、仙台
空港から台湾へと戻る予定です。