【読者の声】中国は世界の疫病神−北京ツアー体験記 [萩原 美香]

いつ時も大変お世話になっております。

 去る6月28日から7月1日にかけ、16年前に上海から北京へ旅行して以来、HISのツア
ーに参加し、北京に留学中の娘に会いに行きました。

■万里の長城ではニセチケット騒動

 万里の長城でのことでした。チケット売り場の前に男が来て、ガイドにチケットを渡
し、その時、男が中国語で「7折」(3割引き )と言ったのが聞こえました。そのチケ
ットで入場しようとしたら、40、50歳代の私達17名は入場を拒否されました。

 世界中からの観光客で一杯になっていますので、一番後ろにいる私には状況が全然わ
かりませんでした。いったん入場口から退去して待機しているときに、チケットに「学
生票」と書いてあるのを見たツアー客がいました。

 なるほど、大人50元の入場券をダフ屋の男から、「学生票」を50元の3割引で購入し、
ガイドが15元を儲け、男は10元を儲ける仕組みでした。インチキして私達を入場させよ
うとしたのですが、それがばれたわけです 。

 結果的に私達は万里の長城に入ることができましたが、再度入場の時に係りが大声で
ガイドのインチキを指摘し、それでもガイドが負けずに大声で応酬し、その大喧嘩の場
面を私達は見せられました 。

 ちなみに、1日目の北京動物園パンダ館、長城、い和園の3箇所の入場券の半券ともガ
イドから貰えませんでした。三箇所ともインチキしたかしら?

 我が娘は留学中の清華大学はい和園の近くにあるので、い和園の中で私を待っていて
くれました。大人入場のみの入場券は30元で、学生券は15元で、中の施設はあちらこち
らはまた別の入場券が必要となります。

 娘は清華大学の学生証で学生券を購入しようとしましたが、、ビザの関係で学生証の
有効期限が半年しかない、正規の学生ではないと言われ、学生券を売ってもらえません
でしたよ。

■あちことで道路が冠水

 北京のいたる所で急ピッチで建築し、花、木、歩道を整備していましたが、2日間と
も雨で、大した降雨量ではないのに、あちらこちらで冠水しています。建築ラッシュで
建築現場での残留生コンクリートが排水溝にすてられていたのが最大の原因になってい
ます。

 ちなみに、上海で私の日本の友人が商店街で歩いていた時に、上から生コンクリート
を浴びせられました。

 私は2晩娘と行動し、観光地のトイレはもう水洗で問題がありませんが、庶民のとこ
ろを覗いてみたら、相変わらず扉の穴の恐ろしい厠でした。表面は綺麗になりましたが、
一歩を裏に入ったら、今までと同じでした。

■お土産やの偽札

 七宝焼き博物館、シルク博物館、翡翠博物館、真珠博物館という「博物館」と称した
政府高官経営で、書、絵博物館、茶館など、日本よりちょっと安いだけの土産屋へ連れ
て行かれました。

 真珠土産屋で、買わない私達に店員が中国語で「神経病」(気狂い )と言ったのが聞
こえ、私はきわめて不愉快になりました。

 そこで私は日本語で、彼女に「あなたは日本人が中国語が分からないと思って言った
のだろうが、分かっている人もちゃんといますよ」と忠告した。

 彼女は慌てて「客に向かって言ったのではなく、他の店員に言ったのよ」と嘘をつき
ましたが、まったく中国人は嘘をつくのをなんとも思っていないようです。

 我がツアーの参加者の一人が土産屋で50元のお釣りをもらい、次の日にそのお釣りを
ホテルの支払いに使おうと思ったら、偽札だと言われました。私は識別方法を教えても
らいました。沢山の人からATMでも偽札をつかまされたという現状を聞きました。

 空港の土産屋で、私が付いているからということで、他のツアー客が遊び半分でその
偽札を使ってみました。

 レジに札鑑定機が置いてないから大丈夫かなあと思いましたが、レジ係が2、3回触
っただけで、他の店員を呼んできました。呼ばれた店員がその札を見ると「一看就知道
是仮CHAO1」(見てすぐに偽札だと分かった)と言いました。

 知らぬ顔をしていた私達に店員が「に、に、にせもの、チェンジ」と言いました。い
かに偽札が沢山出回っているかがよくわかります。

 こんな中国は本当は世界の疫病神です。               (7月15日)



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