結した翌9月15日、今度は長野県の阿部守一知事を訪問し、観光・教育交流に関する覚書に調印し
たそうです。産経新聞が伝えていますので下記に紹介します。
記事にもありますように、長野県と彰化県はすでに3年前の2012年11月に「観光・教育交流協力
に関する覚書」を締結。魏県長が昨年12月新たに就任し、長野県知事を表敬訪問するにあたり、改
めて覚書を締結することになったものです。
長野県庁によりますと「青少年交流の分野では、前回の覚書締結後、両県の間で活発な交流が行
われており、姉妹校提携促進の取り組みを進めております。また、彰化県を中心とした食品小売店
では毎年、長野フェアを実施するなど、長野県産商品の販売促進が行われております」という。
ちなみに、魏明谷県長は民進党に所属し、昨年11月の選挙で中国国民党候補に大差をつけて当選
しています。新たな魏県長と阿部知事が顔を合わせて意見を交換して、改めて覚書を結んだことは
意義深く、今後の日台両県の交流に大いに期待したいものです。心から祝意を表します。
台湾の彰化県と観光・教育交流で覚書調印 「健康長寿の長野県から多くを学びたい」
【産経新聞:2015年9月16日】
台湾中西部にある彰化県の訪問団が15日、県庁を表敬訪問し、団長の魏明谷(ぎ・みんこく)県
長と阿部守一知事が、観光・教育交流に関する覚書に調印した。
両県は、阿部守一知事が平成24年11月に観光や貿易のトップセールスで台湾を訪れた際に、観光
関係者の相互交流や青少年の国際交流・体験活動、学校同士の姉妹校提携などを内容とした覚書に
調印。彰化県を中心とした高級スーパーなどで毎年、特産品を集めた長野フェアを開催したり、同
県から26年度までの3年間に678人の教育旅行を受け入れて教育交流を進めたりするなど、関係強化
が進んでいる。
今回の覚書締結は、24年に結んだ覚書が11月で期限満了となることから、昨年12月の地方選挙で
当選した魏県長ら訪日訪問団の派遣に合わせて更新したもの。締結にあたり、阿部知事は「覚書の
締結で両県の関係強化は大きな成果を上げており、これを機会に新しい互恵関係を築きたい」と歓
迎の言葉を述べた。
魏県長は「長野県は日本の中心に位置し、豊かな自然と農産物に恵まれている。観光も活発であ
り、日本で一番の健康長寿の県。長野県から多くのことを学んで、将来には台湾の『しあわせ信
州』になりたい」と、一層の協力関係構築に意欲を示した。