苗栗県といえば、台湾で「五月雪」と言われる「アブラギリ」の白い花が全山を埋め尽くす美しいところで有名です。心から祝意を表し、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」や「プロが選ぶ優良観光バス30選」などを主催している「旬刊旅行新聞」が締結前に報じていますので下記に紹介します。
ちなみに、本会調査によりますと、日台の博物館提携はこれまで下記のような事例があります。
・京都大学と成功大学の「博物館協力覚書」(2013年9月11日)・西都原考古博物館と十三行博物館の「姉妹博物館」(2013年12月23日)・国立民族学博物館と順益台湾原住民博物館の「学術協力協定」(2014年4月1日)・国立歴史民俗博物館と国立台湾歴史博物館の「協力協定」(2014年7月10日)・アイヌ民族博物館と国立博物館の「博物館協定」(2015年11月29日)・兵庫県立考古博物館と十三行博物館の「姉妹館」と「学術文化交流協定」(2017年2月8日)
————————————————————————————-エルツおもちゃ博物館 台湾・木彫博物館と文化観光連携締結【旬刊旅行新聞:2018年9月10日】http://www.ryoko-net.co.jp/?p=41821
エルツおもちゃ博物館・軽井沢(長野県・軽井沢町)はこのほど、台湾の苗栗(びょうりつ)縣立三義木彫博物館と2018年9月17日(月)に、文化観光連携を締結すると発表した。手作りの文化を伝える両施設で連携事業が始まる。
同連携は、軽井沢観光協会と台湾・苗栗縣三義郷が6月に締結した「文化教育観光連携覚書」に基づく、相互の信頼と尊敬を礎とする「施設間連携」。相互で入館証明となる証書(入館チケットなど)を持参した場合、入館していない片方の博物館が無料で入館できるようになる。
このほか連携事業として、両施設は博物館専門員の交流を行い、互いの文化への理解や教育的側面の研究、施設運営などを情報交換。互いの施設にPRコーナーを設け、展示作品や施設ガイドなどの書籍を設置するなど、案内に努めていく予定だ。
◆両館紹介
エルツおもちゃ博物館・軽井沢
軽井沢は欧米人に始まる高原リゾートで、草創期から多くの欧米文化を受け入れてきた。エルツおもちゃ博物館は、ドイツ・エルツ地方の木工工芸おもちゃや、北欧の知育玩具を紹介する博物館。約300年以上の歴史を誇る木工工芸芸術であるが、伝統的なデザインや工芸技術を維持するとともに、常に新しい手法と感性をもって、世界に影響を及ぼす作品を多く生み出している。
苗栗縣立三義木彫博物館
台湾で唯一の木彫りをテーマにした公立博物館。三義地方の木彫りは、郷民であった呉進寶氏が1918年に拾った枯木を加工し装飾品を製作したことで始まり、日本統治時代に芸術品として好まれた。当初は神像や伝統的な工芸品が主だったが、近年は個性豊かな創作品が精力的に製作され、さまざまな題材をテーマにした彫刻作品が次つぎと生み出され、多くの人を魅了している。