地元紙の茨城新聞や大洗旅館組合のツイッターなどが伝えるところによりますと、大洗町(おおあらいまち)の大洗ホテルで行われた締結式には、大洗旅館組合の石井盛志・組合長(金波楼代表取締役)と新北市温泉観光協会の理事長代理の李建才・前理事長が臨み、事業発展と振興について友好関係を深め、意見交換および交流に努めてゆく覚書を交わしたそうです。
意外と知られていないようですが、茨城県を訪れる観光客数がもっとも多いのが大洗町で、4,341 千人、2 位は県庁所在地の水戸市で3,966 千人、3 位が学園都市のつくば市で3,846 千人(茨城県「観光客動態調査」)となっています。
2012年放映のアニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台が大洗町となったことで、知名度が急上昇したという背景もあるようです。そもそも大洗町は関東随一の海水浴場で、観光客も多いところです。大洗パークホテルやかんぽの宿大洗、大洗鴎松亭など温泉を備えた宿泊先も少なくないそうです。
茨城県には海外からの観光客は30万人ほど訪れているそうで、中でも台湾からが多く、さらに台湾との交流をはかろうと今回の新北市温泉観光協会との「連携に関する覚書」に至ったようです。心からお祝い申し上げ、下記の大洗旅館組合のツイッターが覚書締結式の写真などをアップしていますのでご紹介します。
◆大洗旅館組合:ツイッター【9月2日】 https://twitter.com/oaraiyado/status/1168671687245647872
ちなみに、日本と台湾の温泉を巡る協定は、2011年に秋田県仙北市の玉川温泉と北投温泉が温泉姉妹協定を締結したことを嚆矢に、これまでに下記の7件が締結されています。
◆日本と台湾の温泉協定1)2011年08月19日 秋田県仙北市の玉川温泉と北投温泉が「温泉姉妹協定」を締結。2)2011年11月04日 松山市の道後温泉と北投温泉が「温泉友好交流協定」を締結。3)2013年06月14日 和歌山県の白浜温泉と礁渓温泉が「温泉姉妹協定」を締結。4)2014年10月11日 鹿児島県の指宿温泉と北投温泉が「姉妹温泉協定」を締結。5)2014年10月29日 有馬温泉と新竹県が「友好交流提携に関する覚書」を締結。6)2016年02月24日 大分県の由布院温泉と台中市温泉が「観光友好交流協力協定」を締結。7)2017年09月08日 下呂温泉観光協会と台中市温泉観光協会が「温泉観光交流協定書」を締結