目を迎えた県立の神辺旭(かんなべあさひ)高校が7月3日、広島YMCAと台南YMCA
の仲立ちにより、台湾・台南市の国立台南家齊女子高級中学と姉妹校提携を結んだ。山陽
新聞が伝えているので下記に紹介したい。
家齊女子高級中学は創立89年の歴史有する学校だそうで、全日制普通科、職業科、舞踏
科、定時制を合わせて57クラス2157名が在籍。政府による最優秀賞(学校賞)を受賞し、
科学分野では国際的なオリンピアコンテストで受賞、舞踏科は台湾の代表として世界各地
で公演活動に臨んでいるという。
神辺旭高校ホームページによると、今年の4月下旬、神辺旭高校の戸野法史校長や井上博
之PTA副会長らが家齋女子高級中学を訪問、継続的な交流を考えて姉妹提携に慎重な姿
勢をとる蔡瓊玉校長と懇談しており、その熱意が導いた姉妹校提携のようだ。今後の交流
は修学旅行などの相互訪問などを通じて行う予定だという。
姉妹都市提携にしても、結局最後は自治体の首長の熱意によるところが大きい。神辺旭
高校の戸野校長の英断と熱意に敬意を表するとともに、心から祝意を表したい。
末永い交流へ姉妹校提携 神辺旭高と台湾の女子高級中
【山陽新聞:2013年7月4日】
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013070409130429/
*写真:神辺旭高と台南家斉女子高級中による姉妹校提携の調印式
福山市神辺町徳田の県立神辺旭高は3日、台湾・台南市の国立台南家斉女子高級中学と姉
妹校提携を結んだ。国際的視野を持つ人材育成を目指す県教委の県立学校海外交流推進事
業の一環。今後、生徒同士がインターネットで連絡し合ったり、修学旅行で訪れるなど交
流を進める。
同市神辺町川北の市神辺文化会館で、両校の教職員や生徒ら約900人が出席して調印式。
同高の戸野法史校長が「日本と台湾の国際交流をより深められる人材を育てたい」、同高
級中の蔡瓊玉(さいけいぎょく)校長は「友好の心はつながっている。末永く交流できる
関係を築きたい」とあいさつ。両校長が協定書に署名し、交流を続けていくことを約束した。
同高級中は生徒数約2千人の中高一貫の女子校。進学校だが、舞踏科がありスポーツも
盛ん。同高は体育科があることから、広島空港から直行便があり往来しやすい台湾で、ス
ポーツ教育に熱心な提携先を模索。両地域のYMCAが仲立ちして連携に合意した。
同事業は2011年度にスタート。県立高をはじめ各県立学校の姉妹校提携が進んでおり、
同高で71校目。