締結した。地元紙の河北新報が伝えているので下記に紹介したい。
佐藤勇(さとう・いさむ)市長は宮城県議会議員時代の5期目に県議会議長に就き、平成17年
(2005年)5月、栗原郡の全町村が合併して誕生した栗原市の初代市長に当選し、現在、3期目。
昨年7月に李登輝元総統が来日し、宮城県まで足を延ばして松島・瑞巌寺に建立されている李元
総統ご夫妻の句碑などを周られたとき、宮城県庁(村井嘉浩知事)、宮城県日台親善協会(相沢光
哉会長)、本会宮城県支部(嶋津紀夫支部長)が共催して歓迎晩餐会を開いた。佐藤市長も来賓と
して出席し挨拶している。台湾への関心は深い。
河北新報の記事によれば「栗原市は防災を軸に南投市と友好関係を構築してきた。栗原市が海外
の自治体と交流協定を結ぶのは初めて」だという。
一方の南投市の宋懐琳市長は女性市長。台中市の東海大学大学院修士課程を修了後、南投県議会
議員を4期つとめた後に市長に当選している。南投市も、日本の自治体と協定を結ぶのは初めての
ことだ。
現在、本会調査によれば日台の姉妹都市や友好交流都市の提携は43件。栗原市と南投市のこの提
携で44件となった。これまで南投県では、お茶やシイタケで有名な鹿谷郷が1988年5月に福島県の
玉川村と結んだ友好都市が唯一の日本との自治体提携だった。南投市で2件目。心から祝意を表
し、末永い交流を期待したい。
◆栗原市
http://www.kuriharacity.jp/
◆本会ホームページ:日台姉妹交流
http://www.ritouki.jp/index.php/activity/sister-city/
<台湾地震>被災の南投市と栗原市が友好協定
【河北新報:2016年3月15日】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160315_13034.html
協定書に署名し、握手する佐藤栗原市長(中央左)と宋南投市長(同右)
栗原市と台湾大地震(1999年)で大きな被害を受けた台湾・南投市の国際友好交流協定の調印式
が14日、栗原市役所であった。岩手・宮城内陸地震(2008年)の最大被災地、栗原市は防災を軸に
南投市と友好関係を構築してきた。栗原市が海外の自治体と交流協定を結ぶのは初めて。
南投市側は宋懐琳市長ら14人が出席。宋市長と佐藤勇栗原市長が両市の経済や文化の発展、市民
交流の促進などを盛り込んだ協定書に署名した。佐藤市長が「修学旅行など、まずは子どもたちの
文化交流を図りたい」と話すと、宋市長は「互いの文化を知るべく、小中学生の訪問団をつくりた
い」と応じた。
宋市長らは17日までの日程で、栗駒山麓に位置する内陸地震で生じた大規模崩落地やイワナ養殖
の発祥地などを視察する。
南投市は約2500人が死亡した台湾大地震の震源地・南投県の政府所在地で人口約10万。栗原市は
職員を派遣するなどして友好関係を築いてきた。