昨日の本誌でもお伝えしたように、国籍を「中国」とされた方や、この問題を知った方
からいろいろなお便りをいただいています。以前にも本誌で紹介したことがありますが、
署名活動を始めるに当たり、改めてご紹介します。
ご本人はもちろん、関係者の方々からの「改正を求める声」をお寄せ下さい。戸籍を管
掌する法務省民事局にお送りするとともに、本誌でもご紹介します。
● 台湾人の妻と結婚したのであって、中国人と結婚したのではない!
私は今年の春に台湾人女性と結婚しました。地元の市役所に婚姻届を出すと、なんと妻
の国籍が「中国」とされましたので二人で強く抗議するも空しく、却下されてしまい、
渋々ながら帰宅に至りましたが、妻ともども憤慨の極みです。
私は台湾人の妻と結婚したのであって、中国人と結婚したのではありません。妻の国籍
を「台湾」としていただくようお願いします。
● 私は中国人ではなく台湾人なのに、どうして中国人に?
台湾人の私が今の夫と結婚したのは、日本が中華民国と国交を結んでいた時代です。市
役所で受理していただいた婚姻届の国籍は「中国」でした。そのときはあまり違和感を覚
えなかったのですが、いつごろからか「私は中国人ではなく台湾人なのに、どうして中国
人にされたのだろう」と思うようになりました。
中国とは中華人民共和国を指しているようですから、私は中華人民共和国が成立する前
に生まれましたので、戸籍は「台湾」と訂正していただきますようお願いします。
● 受け入れなければ登録してもらえないので受け入れた
日本に帰化した際、台湾生まれの私の国籍を「中国」とされました。私は中国人ではな
いので、内心では受け入れたくない思いでした。おそらく窓口の方は「届出者本人の了解
を得た」と受け取ったと思われたかもしれませんが、心は違います。受け入れなければ登
録してもらえないので受け入れたことをご理解ください。
台湾と中国は別々です。私の生まれ故郷は台湾ですので、戸籍は「台湾」として下さい。