副会長によって読み上げられ、参加者の盛大な拍手で採択された「決議文」をご紹介しま
す。近日中に森英介法務大臣に届ける予定です。 (編集部)
決議文
法務省入国管理局は外国人登録において、在日台湾人の国籍を在日中国人と同様、「中
国」としている。そしてそのため、在日台湾人は外国人登録証明書、運転免許証などにお
いても「中国」国籍と記載されるなど、法的に中華人民共和国国民として扱われ、祖国を
否定され、尊厳を傷つけられる屈辱を味わい、あるいはさまざまな誤解を受けて日常生活
に支障を来たしている。
だが言うまでもなく、台湾はあくまでも台湾なのであって、断じて中国の領土などでは
ない。よってこれは明らかに、外国人登録法が定める「外国人の居住関係及び身分関係を
明確ならしめ、もつて在留外国人の公正な管理に資する」との外国人登録の趣旨に反する
措置と言わざるを得ない。
「台湾は中国の一部」とするのは、台湾併呑の野心を抱く中国の政治宣伝に過ぎず、日
本政府もそのようなものは認めていない。従って入国管理局は日本政府の見解ではなく、
中国政府の宣伝に従っていると断じる他ない。同局には日本国の行政機関であるとの自覚
はないのか。日本人としての良識、勇気は持ち合わせないのか。
本日、ここに参集する日本人ならびに在日台湾人は、長年にわたる入国管理局の不条理
な措置を強く非難するとともに、外国人登録における在日台湾人の国籍を「中国」から「台
湾」へと一刻も早く改めるよう、法務大臣に対して要求する。
以上、決議する。
平成二十一年一月十八日
台湾人の外登証国籍を「台湾」に!
「台湾正名」決起集会 参加者一同