【報告】余命半年から生還した迫真の講演に感動─茨城県支部第1回総会  室 和代

事務局(茨城県支部担当) 室 和代

 9月8日(土)、第1回日本李登輝友の会茨城県支部総会が水戸駅ビル内にある「北のし
まだエクセル店」を会場に行われました。

 茨城県支部は昨年12月4日、本会24番目の支部として設立され、設立大会では小田村四郎
会長に記念講演をしていただいています。

 また今年4月には、支部活動の第1弾として、大東亜戦争末期に部下だった台湾人日本兵2
千名の命を自らの死をもって救った廣枝音右衛門(ひろえだ・おとうえもん)氏のお墓参
り(遺徳顕彰慰霊祭)を、ご長男の廣枝晃比古(ひろえだ・てるひこ)氏ご夫妻などと茨
城県取手(とりで)市内の弘経寺(ぐぎょうじ)にて執り行っています。

 定期総会は通常春頃に開催しますが、昨年末設立してから支部会員同士の交流を図り、
活動も軌道に乗り始めたこの時期になりました。

 総会は初めに本会理事でもある佐藤元(さとう・げん)支部長より、開会を兼ねた挨拶
がありました。佐藤支部長は二宮尊徳の言葉「ただ恐るべきは今日ただ今なり。今日ただ
今の生活を空しくする者は滅びる道を急ぐものである」を引き、「まさに日本のこの国難
の時期を教示している」と話されました。「日本李登輝友の会は健全なる日本の姿にする
同士の集まりです。我々茨城県支部としても、使命感を持ってさらなる発展を目指してい
きたいと思う」と力強い言葉で結ばれました。

 次に本会監事でもある薄井保則(うすい・やすのり)事務局長より、これまでの活動・
会計報告、今年度の活動計画・会計計画の発表があり、拍手をもって満場一致で承認され
ました。今後は茨城県会員が集まりやすい場所を選択して、勉強会や行事をしていく予定
です。

 引き続き、休憩をはさんで記念講演がありました(勉強会のような形でした)。

 支部会員で、日本李登輝学校台湾研修団の卒業生でもある塾経営の成田浩一(なりた・
こういち)さんによる「あなたが癌になったら、その治療法とは」というタイトルの、パ
ワーポイントを使った分かりやすい講演でした。

 成田さんは3年ほど前に末期の肺癌になり、余命半年と宣告され、もはや手術・抗癌剤・
放射線治療もできない病状だったそうです。しかし、家族や多くの友人に支えられ、命を
懸けた研究と実践により、半年後に腫瘍マーカーがなくなり、1年半後にはついに癌腫瘍ゼ
ロを達成されたとのこと。

 李登輝先生も昨年大腸癌を患われ、手術を受けられ成功しました。その後は順調に回復
され、現在、台湾各地を回られていることはご存じの通りです。

 その当時、李登輝先生の生きようとする意欲とご自身の病気に対する探究心の高さに驚
きましたが、それは成田さんにも共通するところでした。

 成田さんが到達した結論は「免疫力を上げれば、ほとんどの病気(癌を含め内臓疾患全
般)にはならないであろう」というものです。免疫力を上げることは、特に癌治療におい
て、活性酸素の排除(還元水の摂取)、食事療法、体温を上げる(温灸・漢方など)、腸
をきれいにする、そして生活リズムを整える、ストレスの排除、というような方法が挙げ
られるそうで、講演ではその詳細が述べられました。

 これまでの生活習慣を根本から見直し実践する、これは人間にとってかなり酷なことで
す。生き方を変えていくことに繋がるからです。

 日本人の死因ベスト3に必ず入る「癌」。誰にとっても切実な問題で、自らの力で、い
わば崖っぷちから生還された成田さんの迫真のお話に、皆さん聞き入っていました。質疑
応答でも真剣な意見が飛び交いました。

 「台湾」とは関係なさそうな演題ではありましたが、生き方に関わる問題について語り
合う中でまた一段と団結力が高まったように思います。

 その後、同じ会場で懇親会を行い、終始、和気あいあいの雰囲気でした。

 小規模でも会員が顔を合わせ、互いに忌憚なく意見を交わせる機会を作っていきたいと
いう思いで、10月にまた勉強会を予定しています。ゆくゆくは近隣の支部とも交流を図り
たいという意向です。

 ちなみに、総会会場は会員の方が経営されているお店だったこともあり、最初からいい
雰囲気で進められ、お陰で展望のある実りある総会となりました。    (記・9月12日)


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