「かじ取り大変」石原知事が台湾新総統に苦言

【5月20日 MSN産経ニュース】

【台北=山本雄史】中国との融和路線を掲げた台湾の馬英九新総統の就任演説と記念式
典が20日、台北市の台北ドームで行われ、1万人以上の市民がつめかけた。ドーム内の
特設ステージでは朝から歌と踊りが続き、市内にも新総統就任の祝賀ムードが漂う中、
東京都の石原慎太郎知事は同行記者団に「これからの国のかじ取りは大変だ」と早くも
新政権の先行きを懸念。馬新総統は就任早々、強力な「親台派」から苦言を呈されてし
まった格好だ。

 ドーム内のステージから6番目の来賓席で就任演説を静かに聞いていた石原知事は、
スクリーンに映し出された演説の日本語字幕を見つめながら強い違和感を覚えた。

 「『台中合作』なんて言っていると、このままでは台湾は第2の香港になってしまう
のではないか」

 就任演説終了後、総統府で行われた馬新総統との昼食会。日華議員懇談会会長の平沼
赳夫衆院議員ら国会議員を含む計74人が招待され、馬新総統と面会した。

 馬新総統は、たどたどしい日本語であいさつをして会場の笑いを誘っていたが、平沼
氏も「4年後の就任演説でははっきりと『日本』と入れていただきたい」と苦言。関係
者によると、石原知事が就任演説で日本に言及した部分がなかったことに気づき、平沼
氏がわざわざお祝いの席場で発言したという。

 昼食会終了後、石原知事は同行記者団に対し「国民党が来てから60年だって? 台湾
ってもっと昔からあったんですから。その辺の認識が台湾人のアイデンティティーと違
う」と付け加えることを忘れなかった。

 石原知事は、19日夜に李登輝元総統と台北市内で会食。「李登輝さんの話を聞くと、
新政権では重要な閣僚には国民党の古い幹部たちの期待とは違う、新しいタイプの人間
を登用しているという。馬総統と国民党との間での軋轢もあるみたいですよ」と、新総
統の置かれている立場を解説する一幕もあった。


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