台湾の立法委員選挙で与党は過半数を制するか

台湾の立法委員選挙で与党は過半数を制するか
新憲法制定には過半数を超えることが絶対条件

 台湾の立法委員選挙の投票日は12月11日、すでに1カ月を切った。
 台湾は一院制議会で、日本の国会議員に相当する225人(定数)の立法委員で構
成する立法院を持つ。立法委員の任期は3年である。この225人の立法委員は、選
挙区168議席、先住民枠8議席の計176議席を直接選挙で選ばれる。また、日本に
住む華僑からも1人選ばれる海外在住の華僑枠8議席を含む49議席は、比例代表
制となっている。立法委員選挙では全議席を改選する。
 現在の議席数は欠員が8議席あり、与党の民主進歩党(略称:民進党)が80議
席、台湾団結聯盟(略称:台聯)が12議席の計92議席と、過半数の113議席を割っ
ている。一方、野党の中国国民党が66議席、親民党が44議席、新党が1議席で、
計111議席となっている。残りは無所属の14議席である。
 以上のように、少数与党なるがゆえに政策遂行が滞りがちで、2期目といえど
も陳水扁総統の政権運営は苦しい。そこで、今回の立法委員選挙は、政権安定化
のために与党勢力が過半数を超えるかどうかが焦点となっている。
 許世楷・駐日代表は「週刊朝日」インタビューの中で「台湾の憲法は、台湾を
対象にしてつくられた憲法ではない。新憲法制定の動きが出るのは当然です」と
発言していた。李登輝前総統を精神的リーダーとする台湾団結連聯は新憲法制定
を進めている。陳水扁総統はトーンダウンしたとはいえ、昨年9月、新憲法制定
を発表している。
 新憲法を制定することで台湾の台湾らしさを取り戻そうという与党側にとって、
また、台湾が「中華民国という占領体制」の虚構を突き崩して、台湾人としての
誇りを回復することができるかどうか、今回の選挙の意味は限りなく大きい。そ
れ故に李登輝前総統は老躯をおして、台湾人としてのアイデンティティを高めよ
うと台湾全土を駆け巡っている。まさに今回は総統選挙に次ぐ一大決戦なのであ
る。過半数を超えて政権が安定すれば、新憲法制定は時間の問題となる。
                               (編集部)


 台湾立法院選挙まで1カ月 与党の過半数焦点
 【西日本新聞 11月11日】

 【台北10日竜口英幸】台湾の立法院(国会、定数225)投開票まで11日で1カ
月。立候補の届け出は10月中旬に締め切っており、12月1日から正式の選挙戦が
始まる。第1党の民主進歩党(民進党)と友党の台湾団結連盟(台連)との、「
台湾独立」を掲げる与党陣営が初めて過半数を制するかどうかが焦点。次回選挙
からは定数半減と小選挙区制導入が決まっており、政界再編の芽をはらんだ節目
の選挙となりそうだ。
 立法委員選挙は、県や市単位の大選挙区(先住民枠8を含む)と、全土を対象
とする比例(華僑枠8を含む)で実施する。選挙区選挙では176議席を382人の候
補者で、比例選挙は49議席を109人の候補者が争う。
 与党(民進党81議席、台連12議席)は、陳水扁総統再選の流れに乗って現有議
席に大幅に上積みし、過半数の113議席を超える安定過半数が目標。過半数を制す
れば、予算審議や法案審議でリーダーシップをとることができ、憲法改正・新憲
法制定の動きに弾みがつく。
 対する野党第1党の中国国民党(66議席)と同第2党の親民党(44議席)は候
補者を絞り込んで確実に議席を固め、無党派の取り込みも視野に入れて過半数維
持を目指している。ただ、現時点の世論調査では親民党の支持率が低迷し、同党
の大幅な議席減もささやかれている。
 選挙戦の争点は、与党が「国民党の不当取得財産の返還」を掲げ、野党側は米
国からの弾道ミサイル迎撃システムや潜水艦などの購入予算案への反対を主張し
ている。


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