【読者投稿】君(酒井亨)へ[北海道 前田博]

【読者投稿】君(酒井亨)へ[北海道 前田博]
君(酒井 亨)へ 

                                北海道 前田 博

 先ず、「独立」と言う言葉の概念について調べてみる。「スーパー大辞林」によれば「
独立」とは、!)他のいかなる権力、特にいかなる他国家の権力にも従属せず、主権を行使
する能力を有すること。!)植民地・属領などが、主権を獲得して新たに独立国となること。

 君は現在の台湾が、!)と!)のどちらに属すると思いますか? 私は!)だと思います。確
信を持って!)であると答えます。君は、まさか!)とお答えになるつもりはないでしょうね?

 台湾は大陸の「植民地」でもなく「属領」でもない。「属領」の定義−ある国に付属し
ている領地。本国の支配下にある領土。

 「独立」という言葉を使用することによって、台湾は大陸の「属領」であると認識され
、誤解され、誤認される懼れがあるのです。それ故に「独立」という言葉は禁句なのです。

 既に「国家」として存在する台湾に「独立」という言葉は不要である。「国家」が「独
立」を唱えるのは倒錯である。矛盾である。

 君は「民主主義国家としては尋常なことではない」と述べている。君自身が台湾を国家
と認めている。その一方で「独立」を含んだ多くの言葉(台湾独立派、台湾独立、台湾独
立派グループ、主権独立、急進独立派、独立運動、台湾独立論)を用いている。倒錯、矛
盾である。精神分裂症である。

 日本、アメリカ、ブラジル、フランス等の「国家」が、「独立」を成し遂げたいなどと
戯けた事は公言しない。

 独立している国家が「独立」したいなどといいますか?

 現在の台湾は、他国家(君の恋い焦がれる中国かも知れませんが)の権力にも従属せず
、主権を行使する能力は充分に持っている。

 これで、!)については問題ない。最も重要なのは!)である。!)については私の私見を述
べた。

 次は台湾の夢と現実について述べてみたい。

 夢の一つは既に実現し現実となっている。(既に国家)もう一つの夢は各国の承認を得
ることである。いつの日か実現し現実のものになるだろう。(歯痒い)

 李氏は「私は台湾独立派ではない。いまだかつて台湾独立を主張したこともない。台湾
独立を求める必要もないし、独立か統一かで争うのは無意味」と発言している。至極当然
な発言だと思いませんか。台湾は既に国家なのですから。独立か統一かで争うのは無意味
なのです。

 李登輝氏の発言「台湾は民主的な独立国家。独立宣言は必要はない」と述べたのは私の
意に叶っている。李氏の発言に付け加えるとすれば「すでに民主的な独立国家」と言い換
えてもよい。

 さて次に進みましょうか。

 君は文章の中で「崇拝」、「崇拝者」及び「シンパ」という言葉を多く用いていますね。
それも意図的に、かつ計画的に。悪意を込めて。

 悪意を取り払うと次のような表現の言葉になる。崇拝は「尊敬」に。崇拝者は「尊敬す
る人」に。シンパは「団体」に。

 君に悪意が無いと言うならばこの言葉の持つ微妙な意味合いの違いを辞書で調べてみて
ほしい。勧めても無駄か。

 君は負のイメージを持つ言葉を多用して「日本李登輝友の会」を貶めるつもりですか。
本会が混乱し分裂し解散する事を望んでいるのですか。望んでいるとすれば欣喜雀躍する
のは大陸ですよね。君の背後に大陸の影が見えますよ。

 此処で君の一文を借りて君に当てはめてみたい。「信頼を失った君の影響力と発言力は、
今後大幅に低下していくはずである。そのうち人々の記憶からも忘れ去られるであろう」
君に贈る言葉です。

 次に移る。

 「自由」について調べてみる。「スーパー大辞林」によると!)他からの強制・拘束・支
配などを受けないで、自らの意志や本性に従っている・こと(さま)!)自らを統御する自
律性、内なる必然から行為する自発性などがその内容で、!)これに関して当の主体の能力
・権利・責任などが問題となる。

 君は李登輝氏の表面上の発言を深く考察する事も無く必要以上に問題視し、非難し、最
も嫌悪すべき人物のひとりとして描くことによって「日本李登輝友の会」を攻撃していま
すよね。李登輝氏の発言内容を利用して。

 君は言論の「自由」を逸脱しています。君の書いた文章は「自由」の概念!)にも、!)に
も、さらに!)にも該当しない。悪意を含んでいると言う意味で。

 君は反論するでしょう。悪意を含んだ文章も、書く「自由」があると。

 しかし「自由」には規律、規範が伴うのです。無制限な「自由」などありはしない。

 「自由」の概念の!)と!)は権利であり!)は義務である。権利と義務は表裏一体となって
「自由」を構成する。本会は与え(義務)与えられる(権利)関係にある。つまり日本と
台湾は表裏一体の関係にあるということです。この意味わかりますか。

 ではさらに先に進む。

 君の文章の内容に対して、重箱の隅をつついてみたい。

 !)最近「国民国家」概念が必ずしも世界が普遍的に目指すべき価値ではないことを改め
て認識し、と君は記している。不思議な認識ですね。

 全人類社会(世界)は「国民国家」を目指す方向に進んでいるのではないのですか。違
いますか?

 EU、中国の一国二制における香港・マカオ等をみて多様な制度もあると改めて認識さ
れたのでしょうか? 台湾も一国二制に含めたいからですか?

 「国民国家」の胎動は至るところでみられますよ。チベット、ウイグル、中国東北部、
チェチェン、クルド人、シーア派、スンニ派、ハワイ、カナダ国内の英語圏とフランス語
圏などなど。

 民族、宗教、言語、経済的得失、覇権主義が複雑に絡み合っている。絡み合っているが
故に「国民国家」は生まれ、消滅の過程を繰り返す。これからも。例、チベットの「国民
国家」は消滅している。東チモールは「国民国家」となった。

 !)米国のブッシュ(父)や、とくに立場が違うクリントンが現在のブッシュをここまで
攻撃するだろうか? 民主主義が成熟していないロシアですら、ゴルバチョフやエリツィ
ンが政治に口を出すだろうか? と君は記している。

 答えは以下のとおり。

 米国民主党はイラク戦に賛成した。
 ロシアは暗殺される。
 石原都知事は日本政府を攻撃するが許される。
 ベネズエラ(チャベス大統領)は無視される。

 笑ってひと息ついたところで次に移る。

 !)李登輝と似た事例として想起されるのは、マレーシアのマハティール前首相のケース
である。と君は記している。

 君はマハティールを知っているのか。彼はアジア主義を取っており、商いを最優先とし
ている。その為中国の軍事的脅威については全く無関心である。何よりも商い最優先なの
である。

 亦君は次のような事も書いていますね。「かつての親日・対欧米穏健派の路線を捨てて
親中反欧米を叫ぶようになっている」と。巧みな言葉のレトリックですね。

 親日・対欧米穏健派ではなく、親日・反欧米である。親中反欧米ではなく、親日・親中
反欧米である。反欧米は一貫している。彼の本を読め。

 君の意図するところは、李登輝氏が親日から親中に転向したと思わせ、手前勝手に文章
を工作し、李登輝氏とマハティールが同じ穴の狢であると思わせている。悪質である。君
は大陸の工作員か。

 他に諸々あるが、これで終わる。

 次に進む。これをもって最後とする。

 君の目論見を書いておく。

 !)李 登輝氏を徹底的に叩く。
 !)「日本李登輝友の会」を攻撃することで本会を弱体化させる。
 !)上記二点を元に、日本の親台湾の人々を反台湾の方向にもっていく。

 対日工作そのものですね。やはり君は大陸の工作員だったのですね。工作員で無いとす
れば親中派?

 君の目論見は達成できそうですか?

 君の意見に対する反論は本会事務局長が「諸君!」5月号で行っているので参照してくだ
さい。


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