謝長廷代表がシンポジウム「日台関係の50年」で李元総統と安倍元首相の意志継承を表明

 去る7月24日、日本李登輝友の会が主催したシンポジウム「日台関係の50年─何を失い何を得たのか」の報道について、本誌で何度かご紹介していますが、最後に台北駐日経済文化代表処の「台湾週報」記事がアップされましたので下記にご紹介します。

—————————————————————————————–謝長廷・駐日代表がシンポジウム「日台関係の50年」に出席【台湾週報:2022年7月26日】*最終更新は8月1日https://www.taiwanembassy.org/jp_ja/post/86729.html

 台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は7月24日、「日本李登輝友の会」が主催するシンポジウム「日台関係の50年─何を失い何を得たのか」に出席し、挨拶を述べた。

 このなかで謝・駐日代表は、ここ数年の間に台湾では日本とゆかりある施設の100周年イベントが開かれており、前日には台湾屏東県で鳥居信平技師による地下ダム「二峰[土川]」100周年イベントに蔡英文総統も出席したことを紹介し、「台湾と日本は100年の間に発展してきた友情の絆があり、本音で語り合える親友、いざというときに助け合う家族のような関係にある。李登輝・元総統と安倍晋三・元首相の意志を継承し、東アジア地域の安全保障ならびに台日友好を促進していきたい」と述べた。

 同シンポジウムで講演した高市早苗・自由民主党政調会長/衆議院議員は、50年前の日台断交により「真の友人」を失ったが、この50年間で得たのも(台湾という)「真の友人」であると強調し、経済安全保障の観点からの台湾と日本の協力の重要性について語った。続いて、パネルディスカッションが行われ、浅野和生氏がコーディネーターを務め、櫻井よしこ氏、福島香織氏、渡辺利夫氏、林建良氏の4名のパネリストが登壇し、より強固な台日関係を構築していくためのさまざまな提言がなされた。

 同シンポジウムは、李登輝・元総統の3回忌に合わせて開催され、今月銃撃事件により逝去した安倍晋三・元首相についても哀悼の意が捧げられ、両者の台日友好関係への貢献に敬意を示した。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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