From 国際政治学者・藤井厳喜
なぜ、台湾を知ると世界が見えるのでしょうか?なぜ、台湾の真実を知らないと損なのでしょうか?
答えはこの本を全部読んでいただければ自ずと分かることなのですが、敢えて本のはじめにその意味を解き明かしておきましょう。
まず、固定された視野をもっている日本人にとって、台湾を知ることは、厳しい世界の国際関係を知るキッカケになります。台湾という小国が「中華人民共和国」という巨大な帝国に虐められている現実を見ると、そこから現代の過酷な国際関係のパワー・ポリティックスの現実が見えてきます。
そして実は、チャイナが狙っている獲物の第1が台湾であり、獲物の第2のターゲットが日本であるということが分かるのです。
第2に台湾の歴史を知ると、日本の歴史について自由にモノが考えられるようになります。日本原罪史観から解放されて、明治以来の日本がとってきた外交政策や国策の正しさが理解できるようになるのです。台湾人自身の歴史の証言を聞くことによって、戦前の日本外交がいかに真っ当なものであったかを理解することができます。
台湾を通じて現在の世界を知り、真実の歴史を知ることができる。つまり「台湾」という鏡に日本を映すと、「日本の本当の姿」が見えてくるのです。
実はこれは筆者の1人である私の体験したところでもあります。台湾を通じて、より開かれた歴史観や現状認識をもつことができる。この爽快感を読者のあなたにもぜひ、体験してほしいと思います。
第1章 台湾人とは誰か?「遠い隣人」の素顔
◯微熱の国の〝芋っ子〟
◯台湾人は漢民族ではない!
◯清朝に抵抗した鄭成功
◯日本政府、日本人虐殺を清朝に抗議
◯清朝、台湾を日本に割譲
◯無理矢理、漢民族にされた台湾人
◯歴史の捏造はチャイナの得意技
◯遺伝子が明らかにした台湾人アイデンティティー
◯高まる台湾人の自己認識
◯多様性豊かな台湾文化
◯対照的な台湾人とチャイニーズの日本観
◯コラム【毛沢東は蔣介石軍を駆逐した日本軍に感謝していた】
第2章 台湾に宿る日本精神と変節した日本
◯台湾に残る「古き良き日本」
◯台湾に宿る日本精神の秘密
◯台湾で花開く短歌・俳句・川柳、そして〝親日・映画〟
◯2つの大地震が証明した日台の心の絆
◯なぜ日本と台湾はベスト・パートナーなのか
第3章 苦難の道歩んだ戦後の台湾人
◯世界最長の戒厳令が敷かれた台湾(戒厳令下に生まれ、成長するわが青年期)
◯台湾はチャイナの一部ではない!
◯「中華民国」を脱皮する台湾
◯台湾独立承認に動くアメリカ、決断できぬ日本
◯日本よ勇気を持て!台湾を守ることは日本を守ること
第4章 台湾人は日本の何を尊敬しているのか?
◯台湾人が憧れるサムライの国・日本
◯台湾人が敬愛した「普通の日本人」
◯台湾で神様になった日本人
◯蔣介石の反日教育を覆した台湾人
◯日本人はみな研究者!
◯日本の職人は「一生修行」
第5章 戦後日本が喪失したもの、台湾人の視点
◯日本の「核」は腐っていない!
◯日本人がなくした勇気と正義感
◯偽善者で卑怯者になってしまった戦後の日本人
◯生命至上主義という名の奴隷根性
第6章 台湾を狙うチャイナ、チャイナに媚びる日本
◯「日中友好」に呪縛される日本、日本を徹底的に潰したいチャイナ
◯中国に操られる日本政治ーー中央から地方まで
◯チャイナ・トラップ(罠)にはまった政治家を一掃せよ!
◯親中に傾斜する安倍政権の危険
第7章 台湾を守ることは日本を守ること
◯日本を守る南の橋頭堡・台湾日本は対中対決路線のトランプを見習え!
◯コラム【〈資料〉米外交、台湾独立擁護へ着実に方針転換】
◯「悪の帝国」チャイナを排除せよ!
◯日中友好が日本を亡ぼす
◯台湾年表 エピローグ日本人のみなさんへーー林建良
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