台湾の声編集部
オーストラリアの出版社アレン&アンウィンが、豪チャールズ・スタート大学教授のクライブ・ハミルトン氏が執筆した『静かな侵入(Silent
Invasion)』の印刷を急遽取りやめた。同書は昨今深刻化している中国のオーストラリアへの工作活動について詳細に研究した成果をまとめたもので、著者のハミルトン氏は、アレン&アンウィンから、「同社が中国当局関係者の標的になるのは明らかで、法的措置による対抗を懸念している」と告げられたと、豪ABCテレビに語っている。一方、アレン&アンウィンは、AFPの取材に対して、「法律専門家の意見を得られるまで出版延期を決定した」と回答した。
今年6月にもオーストラリアの二大政党、自由党と労働党が、オーストラリア国籍の華僑の富豪らから10年間に亘って670豪ドル(約5億5000万円)に上る政治献金を受け取っていたことが明らかになった。これを受けてターンブル豪首相は、「外国に介入されないオーストラリアの主権、わが国の民主的プロセスの主権が懸念される」と述べ、スパイ防止法など豪州内での外国政府の活動に関する関連法見直しを司法長官に指示した。
これまで中国マネーに目が眩み、政界、経済界がこぞって中国と癒着してきたオーストラリアは、ようやく中国の自国への浸透の深刻さに気がつき始めた。
日本も中国人スパイを取り締まるために、スパイ防止法の制定を急がねばならない。
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