大井川鐵道と阿里山森林鉄道が姉妹鉄道を締結したのは、いまから31年前の1986年1月25日。今
年の6月8日に京福電鉄と高雄メトロが観光連携協定を締結したことで日台間の鉄道提携は27件と
なっていますが、その嚆矢は大井川鐵道と阿里山森林鉄道。
年の6月8日に京福電鉄と高雄メトロが観光連携協定を締結したことで日台間の鉄道提携は27件と
なっていますが、その嚆矢は大井川鐵道と阿里山森林鉄道。
地元紙の静岡新聞は、6月23日に阿里山鉄道運営母体となる台湾行政院林務局の楊宏志副局長ら4
人が訪問して交流を深めていることを報じています。
31年を経ても互いに尊敬しあいながら交流を続けている関係に、心が温かくなるものを覚えま
す。日本と台湾の交流の原点を見る思いです。
阿里山鉄道(台湾)との友好強化を確認 大井川鉄道
【静岡新聞:2017年6月24日】
http://www.at-s.com/news/article/local/central/373533.html
写真:友好関係の強化を確認する前田社長(左)と、楊副局長=大井川鉄道新金谷駅前のプラザロコ
大井川鉄道(島田市)に23日、台湾・阿里山森林鉄道の関係者が視察に訪れ、新金谷駅前のプラ
ザロコで交歓会が開かれた。両鉄道は約30年続く姉妹鉄道としての友好関係を深めていくことを確
認した。
阿里山鉄道運営母体となる台湾行政院林務局の楊宏志副局長ら4人が訪れ、前田忍大鉄社長や長
谷川卓・県地域外交局長らが出迎えた。前田社長は「今後も日台友好の象徴として、姉妹関係を発
信していきたい」とあいさつし、県郷土工芸品の井川メンパをプレゼントした。
楊副局長は「観光事業を推進しながら環境保護と文化資産の保全を行う理念に感服する。とても
参考になる」と述べ、12月に開く阿里山鉄道のイベントに大鉄関係者を招待する考えを示した。
台湾の一行は交歓会後、蒸気機関車(SL)と大鉄井川線に乗車し、初夏の川根路を楽しんだ。