【蓮舫氏】民主国家と独裁国家の分別もできないのか
好田良弘
本日(9月20日)付の産経新聞は、自社の世論調査を報じる記事で、民進党の蓮舫
新代表を「歯切れのいい舌鋒」と表現している。しかし、これは余りにも好意的な評
価である。
本当のところは、思慮が浅いのだ。例えば、「私の国籍は形式上『中国』になってい
ます。仮に中国の国内法では外国籍を取得した者は自動的に喪失をしているので、二
重国籍にはなりません」という弁明には、日本と台湾、そして共産党独裁下の中国と
の政体の違いを考慮した形跡が皆無である。
民主党政権で初代首相を務めた鳩山由紀夫氏は、普天間基地の県外移転に代表される
思慮の浅い発言を繰り返し、国政を混乱に陥れた。蓮舫氏を圧勝させた代表選挙の結
果を見ると、後身の民進党もまた、思慮の浅い発言には無頓着なようである。
日本国の有権者は、議員の選出、そして政権選択において、「思慮の浅さ」と「歯切
れのよさ」を混同しないよう、留意すべきであろう。