【李登輝さん】「英霊にお参り、当然のこと」
2014.1.24 産経新聞
【台北=吉村剛史】台湾の李登輝元総統(91)が日本の月刊誌「WEDGE」(20日発売)のインタビュー記事で、安倍晋三首相の昨年末の靖国神社参拝に対し「国のために命を捧(ささ)げた英霊に国の指導者がお参りするのは当然のことだ」と論じた。
李元総統は参拝を「政治の問題ではなく魂の問題」と支持し、外交面でも「中国や韓国の理不尽な要求に屈せず、アジアで主体性を持った外交を展開しようとしている」と評価した。
記事の内容は23日までに中国でも報じられ、中国版ツイッター「微博」は「売国奴だ」「民族の恥」などと罵倒する書き込みで“炎上”。台湾では、与党・中国国民党の報道官が「李氏個人の考えだ」と指摘するにとどめた。