【真相】尖閣侵入した中国国旗掲げた偽台湾漁船
「台湾の声」
7月4日に尖閣諸島の魚釣島周辺の海域に出没した「台湾漁船」と報道された漁船「全家福号」は、中華人民共和国(中国)の国旗である五星紅旗を携帯していた。日本の海上保安庁の巡視船が魚釣島上陸を阻止したことから、上陸をあきらめた「全家福号」の乗員は中国国旗を海に投げて尖閣が中国領であることをアピールしたのだという。
台湾の馬英九政権は、この「全家福号」を護衛するために台湾から巡視船5隻を派遣し、「全家福号」とともに尖閣海域に進入し、電光表示板で「ここは中華民国の領海」とアピールし、さらに日本の海上保安庁による「全家福号」に対する臨検を妨害した。
ところが、「全家福号」は台湾政府が用いている「中華民国」国旗を持参しておらず、中華人民共和国国旗を掲げていた。そんな船を台湾政府の巡視船が護衛したことになる。
「全家福号」の乗員らは「世界華人保釣連盟」の活動家。今回の尖閣侵入の真の目的が、“保釣”(尖閣奪還活動)の中台共闘のアピールであることが見えてくる。どうして「中華民国」国旗を持参しなかったのかと台湾記者に問われた乗組員の黄錫麟(世界華人保釣連盟会長)は、「同行者に(中華民国国旗を)準備するように言ったのに、同行者が準備するのを忘れた」などと、ごまかした。