日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」より転載
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退院された李登輝元総統から日本李登輝友の会に御礼状
ご存じのように、大腸癌の手術をされた李登輝元総統の術後の経過は良好で、11月18日
に退院されました。転移も見つからず、化学療法などの必要もなく、3ヶ月後に再検査され
ると伝えられています。大過なく本当にホッといたしました。
11月25日、李登輝元総統から本会宛にお見舞いに対する御礼状が届きました。下記にご
紹介します。
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日本李登輝友の会の皆様
前略。この度の突然の入院に際しては、皆様より沢山の暖かな励ましのメッセージを頂
き、ありがとうございました。
お陰様で、開腹手術以降、今日で十日余り経ちましたが、どうにか、少しずつですが、
食べ物も口に入るようになり、ゆっくりですが、ベッドから降りて歩けるようになりまし
た。
熱におかされて、朦朧としていた時、私は寝言を言ったそうです。「今の政府はダメだ!
人民が楽に暮らせて、世界が良い国だと認める台湾でなければならない・・・・」と。私
自身、夢を見た記憶はないのですが、今、私が確信していることは、神が私をして再度、
台湾の為に生かしてくれたのだということです。
ご心配下さった皆様に、衷心より感謝の意を申し上げます。この次にお目にかかるとき
は、皆様はもちろんのこと、私も元気にお話できると思います。
御地はもう冬支度でしょう。皆々様のご健勝をお祈りしております。簡単ですが、以上
御礼のお手紙とさせていただきます。 敬具
台湾元総統 李 登輝