ブログ「台湾は日本の生命線!」より
ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1274.html
■中国の対日宣伝工作に加担するのが文科省
「台湾は中華人民共和国の領土」と虚構宣伝を行う中国だが、ことに日本に対しては宣伝には力を入れている。
なぜなら台湾併呑の障害となっているのが日本と米国の軍事力(日米同盟)だからである。
日本人に対しては何としてでも、「台湾は中国の一部」であり、「台湾問題は中国の内政問題」であると洗脳し、台湾有事の際における自衛隊の米軍への後方地域支援を何としてでも食い止めること。これがあの国の対日戦略における最大課題であると言うことができる。
もし有事にあたって自衛隊が派遣されなければ、台湾は第二のチベットとして陥落するかも知れない。少なくとも日米同盟は解体される恐れが高い。いずれにせよ、日本の属国化を招来しかねない事態に立ち至ることだろう。
しかし残念ながら、こうした中国の圧力に屈服し、その対日宣伝に利用されているのが我が文部科学省であるとの認識は、いまだほとんどの国民に認識されていない。
■こんなにひどい社会科の地図帳教科書
文科省は教科書検定において、「台湾は中国の一部」として扱う教科書を合格させているのである。中でも最もひどすぎるのが中学校、高校で使う社会科の地図帳教科書だ。
たとえば中学校用には帝国書院の『新編中学校社会科地図初訂版』と東京書籍の『新編新しい社会科地図』の二点があるが、そのいずれにも次のような誤りが見られる。
1、地図の上で、台湾と中国との間に境界線を引かず、「中華人民共和国」との国名表記があるエリアに台湾の島を組み込んでいる。
2、中国の資料図(中国側の資料に基づいて作成)に台湾の島を組み入れている。(帝国、東書)
3、各国の面積統計図の中国の項目で台湾の面積を含めた数値を表示している。
なお東京書籍版はさらに「アジアの独立」と題する資料地図で、台湾が「1945 中国に返還」されたと記述する。「日本は一九四五年に台湾を中国に返還した」と言うのが中国の宣伝する台湾領有権の法的根拠だが、そのような虚構宣伝まで反映させているのだ。
■文科省も教科書会社も無責任で不誠実
そしてこうした教科書が約四十年近くにわたり、毎年百数十万人の中学一年生に渡されてきたのだ。国民の多くが台湾を中国領土と思い込んでいる現実の背景には、こうした教科書の存在があるのである。
そこで九月三日、このような誤りは糾すべきだと、文科省教科書課の検定第一係(社会科教科書担当)に電話で訴えたところ、「検定で通ったものだから」との理由で訂正はできないと言われた。
そして「誤りがあるなら教科書会社から申告してもらうしかない」と。つまり誤りを指摘するなら「教科書会社へ」と言うことだ。
そこで教科書会社(東京書籍)に電話した。すると、台湾を中国領土として扱わないと、「教科書検定を通らない場合がある」と言われた。
だから誤りの指摘は「文科省へ」と言うわけだ。
どこもかしこも無責任で不誠実すぎる。中国の宣伝から日本の子供たちを救たいとの一念で教科書の誤りを指摘したいと言うのに、いったいそれをどこに訴えればいいのか。
■これでは中国共産党のための検定だ
文科省教科書課の話では、検定において台湾を中国領として扱うかどうかの問題で教科書会社に指示は出していないと言っていた。東京書籍も指示はきていないと言っている。それは当然だろう。台湾を中国領と扱っているのだから、指示も意見も出るはずがない。
東京書籍は、そうすることが慣習のようになっていると言っていた。教科書課は、台湾と中国とを切り離した場合、検定意見が出ないとは言えないと認めていた。
ここで教科書課も東京書籍も語らない真相を言おう。台湾を中国領として扱うのは、文科省の指示によるものだ。日中国交樹立直後、外務省の要請を受けた文部省(当時)は、教科書会社にそう求めたらしい。そしてもしそれに従わなければ、検定で不合格にされるのだ。
文科省はここまで中国を恐れているのである。嘘を書いてはならない教科書に嘘を書けと教科書検定が指導しているのだ。
いったい誰のための検定なのか。まるで中国共産党の検閲である。
■台湾の若者たちも日本政府に怒りの声
なにしろ外国(台湾)に関わる事項のため、一般国民はこの問題にほとんど関心を寄せてこなかった。そしてそのため文科省は堂々と中国の言いなりを演じてくることができたわけだ。
そしてその結果、子供たちは知らず知らずのうちに中国の宣伝を刷り込まれてきたのである。
これほどの背信、売国の行為があるだろうか。だが文科省は、台湾を中国の領土とすることは政府見解に沿ったものだとでっち上げ、「適切だ」との公言を繰り返しているのである。
なぜなら政府全体もまた、中国の圧力を恐れ、文科省を擁護しているからなのだ。やはり一般国民が批判の声を上げないのをいいことにしてだ。
このような中国の属国とも言うべき実態を白日の下にさらすためにも、文科省の教科書検定是正の要求運動には大きな意義がある。
今年は中学校用教科書の検定も行われるため、文科相宛の署名運動も開始したところだ。
台湾でも若い人々たちが中心となり、日本政府に抗議を呼びかける運動が始まった。文科相は日本の子供たちを騙すだけでなく、台湾の国民をも侮辱しているのである。
——————————————————————————–
●この問題の詳細は日本李登輝友の会HPを参照されたい。
http://www.ritouki.jp/suggest/map2010.html
——————————————————————————–
署名用紙のダウンロードはこちらから
http://www.ritouki.jp/suggest/syomei2010.pdf
インターネット署名はこちらから
http://www.shomei.tv/project-1582.html
——————————————————————————–
【抗議を!】台湾は中国の領土ではない。
子供たちに謝った地理情報を植え付ける教科書検定を中止せよ!
文部科学省教科書課検定第一係
電話 03−5253−4111(内線)2396
fax 03−6734−3739
教科書に関する意見 https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry06/
——————————————————————————–
奮って参加を!
9・4 台湾を中国領とする文科省の社会科教科書検定を許さない日台国民集会
現在、日本の約120万人の中学生が学ぶ地図帳(帝国書院・東京書籍)は文部科学省の検定に合格していますが、なんと台湾を中華人民共和国の領土とし、日本は台湾を1945年に中国に返還したという誤った記述が堂々とまかり通っています。
台湾を中国領土とするのは、台湾侵略を正当化するための中国の政治宣伝であり、これらの記述は日本政府の見解にも合致せず、中国が台湾を統治していない現実に照らせば、誤りであることは明白です。中国の虚構宣伝を受け入れる文科省の教科書行政を許してはなりません。
そこで、今年が中学校教科書の検定年に当ることから、日本李登輝友の会は7月21日に川端達夫・文科大臣に「訂正要望書」を提出し、これらの誤記を検定で訂正するよう要望しました。台湾を中国領とし、日本が台湾を中国に返還したと記すことは「義務教育諸学校教科用図書検定基準」にも抵触する誤った表記です。
文科省は今年度の検定でこれらの誤記を訂正し、日台交流の将来を担う子供たちに正しい知識を伝えるよう求め、ここに日台国民集会を開催します。奮ってご参加ください。
■日 時:平成22年9月4日(土)午後2時〜4時30分(1時30分開場)
■会 場:文京シビックセンター 3階 会議室1・2
【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線「春日駅」徒歩3分
東京メトロ:丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩3分
JR総武線「水道橋駅」徒歩10分
■登壇者:水島 総(チャンネル桜代表)
西村幸祐(ジャーナリスト)
梅原克彦(前仙台市長)
易 錦銓(台湾経済研究院顧問)
柚原正敬(日本李登輝友の会事務局長)
永山英樹(台湾研究フォーラム会長)
当日は台湾の若者たちからの共闘メッセージ披露や決議文採択も。
■参加費:無料(カンパ歓迎)
■主 催:日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、メルマガ「台湾の声」
■後 援:在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合
■協 力:頑張れ日本! 全国行動委員会
■問合せ:日本李登輝友の会
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101 E-mail:info@ritouki.jp