台湾・永和市と岩手の水沢青年会議所が姉妹都市締結を奥州市に要請

後藤新平生誕150年に当たり「姉妹都市締結の機運を盛り上げたい」

【6月23日付 河北新報】

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/06/20060624t31020.htm

 岩手県奥州市の水沢青年会議所と台湾・永和市の永和国際青年商会のメンバーが23日、
奥州市役所を訪れ、相原正明市長に両市の姉妹都市締結の検討を要請した。来年は両団体
の姉妹関係締結20周年で、台湾総督府民政長官を務めた水沢出身の後藤新平の生誕150年
に当たり、「姉妹都市締結の機運を盛り上げたい」としている。
 永和市は台北市の南隣にある人口約26万人の都市。水沢青年会議所と永和国際青年商会
は1987年に姉妹関係を締結し、毎年交互に訪問団を送っている。
 今年は永和側の訪問団が奥州市を訪れた。この日は後藤新平記念館を見学し、水沢小で
台湾の歴史や風土を伝える授業を行った。
 市長表敬訪問で蔡萬春会長(35)らは、姉妹都市に前向きな永和市長の意向を伝え、「
奥州市が誕生した機会を生かし、締結を考えていただきたい」と述べた。
 相原市長は「行政やそのほかの団体の交流を積み重ねた上で市民合意を得ることが大切。
永和市長にもよろしくお伝えを」と応じ、遠くない時期に台湾を訪問したい考えを明らか
にした。
 水沢青年会議所の石川悦哉理事長は「人と人との関係を大切にしながら、JCの交流が
行政レベルの交流に発展するよう努力していきたい」と話した。

写真:奥州市を訪れ、後藤新平記念館を見学する台湾・永和国際青年商会の訪問団



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