7月8日(日)、葉菊蘭前高雄市長を講師に日本台湾医師連合が講演会

テーマは「現代台湾人の歴史的使命」(仮題)日本語通訳:林建良氏

 台湾民主建国に決定的な影響を及ばしたもっとも壮絶な事件は、1989年鄭南榕氏の身
を包んだ炎であった。その炎が照らした独立建国の道に邁進すべき民進党は徐々に元来
の理想を失いように見え、目先の政治闘争に明け暮れている。ただ一人の女性政治家が
この魑魅魍魎の世界に清らかに佇んでいる。台湾建国運動の凄絶な悲劇と不屈な闘争の
両面を持っている象徴的な人物、独裁政権に抗議した焔で夫君の鄭南榕氏を失った葉菊
蘭さんである。彼女は民進党に身を置きながらも夫君の遺志を継いで台湾独立の灯火を
守ってくれると皆の期待と尊敬を一身に集めている。2008年の副総統候補にも名が上げ
られている葉菊蘭さんが今後台湾の針路に大きな役割を果たしてゆくことは想像するま
でもない。

 清楚で柔らかな口調の彼女からは政治理念、日台関係に対する見解、台湾の国家像、
などにとどまらず、理想的な台湾女性像のしなやかさと強靭さを伺うこともできると思
われる。

【日 時】7月8日(日)午後3時より受付 3時半より講演会 午後6時半より懇親会

【ところ】ホテルオークラ東京 平安の間(港区虎ノ門2-10-4)TEL:03−3224−6700
     交通:銀座線「虎ノ門駅」、日比谷線「神谷町駅」、南北線・銀座線「溜池
        山王駅」

【演 題】(仮)現代台湾人的歴史使命 (日本語通訳 林建良)

【葉菊蘭さん略歴】苗栗県銅鑼郷出身。輔仁大学法律学部卒。元交通部長、元行政院
副院長、元高雄市代理市長。1989年、独立運動家であり夫の鄭南榕氏が、国民党政府の
言論の自由に対する弾圧への抗議から焼身自殺した。その後立法委員選挙に立候補し当
選。90〜00年 立法委員。90〜00年 立法院内政、外交、司法委員会召集委員。95年 
民進党立法院党団召集人。96年 民進党総統候補彭明敏選挙対策本部総幹事。交通部長
や行政院客家委員会主任委員、行政院副院長などを歴任した。2005年9月、女性としては
初めてとなる直轄市の代理市長となった。

【会 費】 講演会 1000円(学生無料)
      懇親会 10000円(懇親会参加者は講演会会費を免除)

【主 催】日本台湾医師連合

【共 催】日本台医人協会、日本李登輝友の会、在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、台
     湾研究フォーラム、全日本台湾客家婦女会、東京崇正公会

【申込先】7月4日まで 蕭悧悧(しょう りり)常務理事まで 
     fax 0297-45-6750  メール tcy628@hotmail.com


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