ジ』(日本李登輝友の会編、まどか出版刊)の書評をご紹介しましたが、千葉県の鴨川
市や館山市などの南房総一円をカバーする日刊紙「房日新聞」が11月11日付の社説「展
望台」で取り上げていることが分かりましたのでここにご紹介します。「書斎に置きた
いお宝の記録本」とお勧めいただきありがとうございました。 (編集部)
■房日新聞
http://www.bonichi.com/
展望台 李登輝氏来日講演と旅の全記録
【11月11日付 房日新聞】
6月に台湾の李登輝前総統が来日したが、旅の全記録を日本李登輝友の会が編集し、出
版社が完全保存版という形で全国発売したという案内があった。
台湾の政治指導者としての李登輝氏は、日本統治以後、国民党の長い間の一党独裁に
よる政治から民主的な政権交代を自らの手で達成した人物であり、その手腕は、東アジ
ア地域においても高く評価されている。
我が国は現在、新たなテロ対策において、国際貢献や国際協力のあり方が問われてお
り、国会でもこの問題で曲折が生じている。憲法の議論は別にしても、継続する理由と
しては、ニューヨークのテロによる攻撃で犠牲者が出たことや我が国の石油エネルギー
の90%以上が中東諸国に特化しており、いわばシーレーンを守らなければならないので、
特別措置は必要であることなどが大きな根拠となっている。
それはそれで絶対に確保しなければならないと思うが、一方では台湾海峡でのシーレ
ーンの確保は、より我が国に近く、有事に対する備えは絶対に必要であると指摘をする
学者もいる。このところの石油エネルギーの高騰は、どこに原因があるか分析している
わけではないが、ある人は中東や産油国の国際情勢という人もおり、またある人は中国、
インドなどが石炭から石油エネルギーヘの転換を図っていることなどの大幅な需要増が
これに拍車をかけているともいう。石油資源は、燃料の高騰のみならず、あらゆる生活、
産業面のコスト増を招き、家庭の台所までも直撃するから、コスト増につながる防衛策
は共通の概念として考えていく必要がある。
李登輝前総統の来日を記念して開催された東京での講演では、自分が青年期までは日
本人であったこと、兄が靖国神社に祭られており、この機会に初めて兄に会ったことに
対する感謝の気持ちとともに、東アジアの安定が生活の安定につながり、台湾と日本は
本当に近くて近い関係でなければならないことを強調していた。講演会場からの質問も、
中国は一つという政治状況の中で、我が国とは外交関係はないが、シーレーンを守るた
めには、東アジアの中で、最も親日と言われる台湾と共通の理念をもち日台の共栄を進
めなければ、我々の安定はおぼつかないと言う意見も出ていた。
今回の保存版は、日本国へのメッセージと題して、李登輝氏の序文から始まり、我が
国を代表する多彩な執筆陣に加え、未発表の写真などを掲載しており、李登輝氏が訴え
たいとするメッセージが伝わる1冊として書斎に置きたいお宝の記録本である。
『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』の目次や割引販売につきましては、本会ホーム
ページでも掲載していますのでご参照ください。 (編集部)
■日本李登輝友の会ホームページ:http://www.ritouki.jp/
■『李登輝訪日・日本国へのメッセージ−2007旅と講演の全記録[完全保存版]』
日本李登輝友の会編、まどか出版刊
A5判・上製本・176ページ、定価:1,890円
■割引
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さい。まどか出版より1週間以内にお届けします。代金は後払い。本と一緒に郵便振替
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