『「中国」の実態を告発する国民集会』報告

豊島公会堂で行なわれた「『中国』の実態を告発する国民集会 北京五輪にNO!」
は、非常に内容の濃い、素晴らしい集会になりました。
 私の知り合いの方が、ご自身のブログにまとめて下さいました。是非、ご覧ください
ませ。以下は、知り合いの方から頂いたメール内容です。

                                   岡本 明子


 少しでもその場の空気を伝えたいと思い、ブログに記事を書きました。気が向いたら
ご覧ください。

■家族がいちばん
 http://nonbe.way-nifty.com/blog/2008/04/8_e4e5.html


 雨の中、800人収容の会場がほぼ満員でした。司会は三輪和雄さんです。

 まず全員で君が代斉唱。気持ちいいですね。

 次に、中国に虐殺された方々に黙祷を捧げ、ご冥福を祈りました。

 そして先生方のお話。司会者が絶叫調なのはいささか…でしたが、先生方はみなさん
冷静でした。簡単にメモを転記します。

<加瀬英明先生…はじめに>
・過去、オリンピックを独裁国家が開催したのはベルリンとモスクワ。それぞれ開催9
 年後にナチスドイツもソビエト連邦も崩壊した。ソ連は建国69年で崩壊。今年中華人
 民共和国は建国60年で、あと9年以内に崩壊する!
・コキントウの来日歓迎、宮中晩餐会で天皇陛下との乾杯などとんでもない。日本は世
 界中に嗤われる。

<陳惠運氏…中国の毒>
・中国の毒はすさまじい。食品、家具、服、薬品…となんでもござれ。その最大の被害
 者は中国人民。最高の医療や食事を享受している共産党最高幹部ですらその被害を免
 れない。

<西村眞悟議員…日本の危機>
・国民党が勝ったことで台湾の強力な武力が日本に向けられる、そのことに気づいてい
 る議員は誰もいない。朝鮮半島も北朝鮮が崩壊したら「国連」という名の中国が統治
 するため、韓国も事実上その支配下におかれ、38度線が対馬海峡になる。

<ペマ・ギャルポ先生…チベット問題>
・中国によってチベットは軍事、政治、経済、文化などあらゆる面で侵略されている。
 その一つの象徴はオリンピックのマスコット、5つの動物のうち2つ(パンダ、チベ
 ットカモシカ)がチベットのもの。
・チベットだけでなく、新疆ウイグル、内蒙古も中国の植民地。現在中国の「領土」の
 うち73%は本来は中国以外の土地。
・「チベット民族」という言い方は中国の勝手な言いぐさ。もちろん「チベット人」が
 正しい。600万人もいて少数民族ではない。
・チベットは第二次大戦のときも中立を守った。

<西村幸祐先生…ダライ・ラマ猊下記者会見報告>
 以下、猊下のご発言要旨。
・オリンピックに反対ではない、中国は立派にやってほしい、オリンピック開催国にふ
 さわしい国になってほしい。
・暴力的なオリンピック抗議活動には断固反対する。(暴力的な、がポイント)
・(中国の暴力が)ラサだけでなく、アジアのこの地域(日本)へも広がることが問題。
・オリンピックは情報開示が重要。
・第3者調査団がラサに入って、ラサで何が行われたか世界に報道してほしい。
・日本人には、ラサに来てラサを見て欲しい。

<ソウリンさん>
・ダムの水を農民が利用できなくなっている。
・オリンピックは民族主義を煽るための道具。反対しただけで国家反逆罪に問われた人
 もいる。
・中国人民を代表してチベットに謝りたい! ペマ・ギャルポさんと手に手を取って祖
 国に帰れる日が来ることを熱望している。

<殿岡昭郎先生…少数民族>
・中国のいわゆる「少数民族」はチベットだけでなく、新疆ウイグル、内蒙古、満州と
 ある。満州人はほぼ絶滅させられた。内蒙古も死に体に近い。新疆とチベットも危ない。
・新疆ウイグル国旗(左)、内蒙古国旗(右)、両国からの留学生を紹介。
・日本は既に第一戦線で中国に敗れているようなもの。日本の政財官、教育、宗教など
 あらゆる分野を中国が抑えている。
・日本が反撃するには、地味で時間のかかる方法だが、チベット、新疆ウイグル、内蒙
 古などのいわゆる「少数民族」と組んで挟み撃ちにするしかない。そのためには日本
 にいる留学生を交流し、トルコ、インド、モンゴルに脱出した人たちを応援すべき。
・李登輝閣下は、5つの中国と仰せになった。台湾、チベット、新疆、蒙古、それに漢
 民族の中国である。

<民主党・吉田康一郎都議…挨拶>
・今の政治では誰を応援していいのか全くわからないのでは。党に関係なく、国のため
 になる政治家を選ぶべき。大変な作業だけど慎重に見極めて欲しい。
・このままでは、明日の台湾、明後日の日本はない。
・おかしいと思ったら、各方面に対し丁寧に抗議してほしい。それが国を動かす。

<安東幹氏…法輪功弾圧>
・中国の法輪功への弾圧はすさまじい。血液検査をして、臓器の需要があれば合う者を
 捕まえて臓器狩りを行っている。
・グローバル人権聖火リレーを行っている。日本にも6月に来る。応援して欲しい。

<宮崎正弘氏…経済>
・オリンピックまで中国経済が持つ保証は全くない。
・1月は日本への食料輸出が40%減、2月は大雪で大損害。また人民元が上がっており、
 輸出が苦しい。大気や水などの汚染も極めて深刻。
・景気を牽引してきたのは不動産と株だが、いずれも化けの皮がはがれており急激に下
 がり始めている。
・金利、通貨、為替などの経済政策が全く利かない。例えば、銀行の金利はプライムレ
 ート8%に加え賄賂4%などという無茶苦茶。地下銀行も蔓延。また、通貨供給量で
 制御しようにも、偽札が多すぎて、どれだけの「通貨」が供給されているか誰にもわ
 からない。
・経済はがたがたになっている。想像を超える速さで崩壊するのではないか。日本は下
 手に手出しせず傍観していれば勝手に崩壊すると思われる。

<大原康男先生…総括>
・中国は日本、アジア、世界の災厄の国。自由や民主など世界の共通理念から最遠の国。
・何より危険なのは、皇太子殿下の開会式出席。平成4年に天皇皇后両陛下が中国を訪
 問されたことで、天安門事件で危機に陥っていたところを脱却した。ところがそれで
 日中友好など全く進展せず、反日教育が推進された。賢所でもあの訪中はなんだった
 のか、という反省があるらしい。同じ愚を繰り返してはならない。
・先日産経新聞には皇太子殿下の開会式出席はない、と書かれたがまだまだ楽観できな
 い。なんと言ってもフクダ首相。決して油断してはいけない。
・なお、今回4月10日に開催したのはダライ・ラマ猊下の訪日に合わせたわけではなく
 偶然だが、なにか因縁めいたものを感じる。毒餃子問題以前から企画されていた。

 そして最後に岡本明子さんが決議案を読み上げられました。メモは取らなかったので
すが、そのうちどこかに載ったら転載します。

 非常に中身の濃い2時間半でした。主催者、講演者の皆様方に深く感謝。ほんのエッ
センスだけのご紹介になったこと、ご勘弁を。

<おまけ>
お土産に買いました(笑)

*お土産は、手錠を五輪マークにしたTシャツで、本会会員の方が販売しているTシャ
 ツです。                             (編集部)



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