朝日新聞が誤報地図をニュース記事から削除!

6月4日発行の本誌で、朝日新聞が5月26日付の記事で、掲載している地図が台湾を中国
の領土として描いた上に、核保有国としていることを指摘し、朝日の広報部に「語法地図」
の訂正を求めたことを掲載した。

 ところが、朝日新聞広報部はから何の連絡もないまま、電話の翌日の5日、「おことわ
り」が掲載された。そこで、再度、広報部に連絡すると、約束を破った非を認め、文書で
「おことわり」に至った理由と約束を破った詫状を郵送してくるということになった。

 未だ文書は届いていないが、そのようなさ中の6月8日、誤報地図が「asahi.com」の記
事から削除されていることが判明した。

 つまり、朝日新聞はあの地図が間違っていたことを認めたのだ。その点で、柚原事務局
長に応対した広報部員の「朝日の見解は政府見解と同じです。台湾は中国の領土ではあり
ません。核保有国でもありません」という返答通りの結果になった。

 この誤報地図の件では多くの方々が朝日新聞に訂正を求め、抗議している。「YouTube」
などの動画で抗議の様子がアップされ、朝日側が返答に窮して押し黙ってしまう場面がリ
アルに伝わってきて、インターネットの力をまざまざと見せつけられた事件でもあった。

 いずれにしても、この朝日誤報地図問題は抗議した国民の完全勝利となった。下記にメ
ールマガジン「台湾の声」が報じた「国民の抗議の勝利! 朝日が『誤報地図』を削除」
を転載して紹介したい。これをステップとしてNHK「JAPANデビュー」問題も解決
へ持ち込みたい。

 なお、朝日新聞からの謝罪文が届き次第、本誌でご紹介します。

                                   (編集部)

■「誤報地図」が削除された5月26日の記事
 http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250438.html


【6月9日 メールマガジン「台湾の声」】

 朝日新聞に抗議をされた読者の皆様、お疲れ様でした。台湾のために声を上げてくれた
日本人の皆様に感謝申し上げます。                 台湾の声編集部

国民の抗議の勝利! 朝日が「誤報地図」を削除
ブログ「台湾は日本の生命線!」より。↓ブログではは関連写真も
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-780.html

 朝日新聞は五月二十六日、朝刊に掲載した核保有五大国を赤く示す地図で、台湾も赤色
に。これは台湾を中国の領土と描いた誤報だった。そこで六月三日には夕刊フジが、四日
には産経新聞(東京朝刊のみ)がこの問題を報道。国民から抗議の電話が朝日新聞に殺到
した。

 抗議に応じたのが朝日の広報部。とくに東京本社の広報部は「防戦」に追われた。

 とにかく誤報とは言われたくない。ことに「台湾は中国の一部ではない」と認めては中
国の怒りを買いかねない。そもそも中国への配慮で、あえてこうした誤報を行ったのだろ
う。だから広報部は何も釈明できない。そこでいかに早く抗議の電話を切るかの「防戦」
に徹した。

 しかし誤報は誤報。そこで抗議を沈静化させるため、「おことわり」記事を紙面で掲載
したのが五日。それにはこうあった。

「おことわり 5月26日付『闇市場に関与指摘次々』の記事で、核不拡散条約(NPT)
と認められた核五大国などを地図で示しました。その中で台湾ついては核保有国と同様の
色分けでしたが、台湾は核兵器を保有していません」

 あくまでも「台湾は中国の一部ではない」とは認めない構えだ。

 ところがその後も、朝日のニュースサイト(アサヒコム)では、依然としてその地図が
掲載されている。

 そこで私は広報部へ電話をかけ、「“台湾は核兵器を保有していません”とまで言った
のに、地図を削除しないのはおかしい」と指摘したら、

「今回は『おことわり』をしただけで、『訂正』ではない。これで正しいと受け取って
いい」「中国の一部とは言っていないが、中国の一部と言うことだ」と言われた。

 私は「答えなくていいから、聞いてほしい」と前置きし、「あなただって仕事上止むを
得ないとは言え、台湾は中国の一部だなどと大ウソを言わされるのは嫌なはずだ」と言う
と、「それには答えられない」と答えた。「我々広報部の気持ちを理解してくれてありが
とう」という感じで。

 ところが八日になり、サイトからその地図が消えているのを知った(「おことわり」は
ない)。

 結局は朝日も「台湾は中国の一部ではない」と認めざるを得なかったのだ。そのことを
確認しようと再び広報部に電話したら、そのことには一切答えない。

 最初は「サイトは見ていない」と答えた。「見て」というと「はい」と言うのだが、見
ていないようだった。「記事のタイトルは」と聞いても答えられなかったから、そう思っ
た。意地でもこの問題では対話しないということらしい。

 せっかく誤報訂正と言う正しい行いをしたと言うのに、堂々とその事実を語れないとこ
ろに「中国の走狗」の悲哀がある。

 広報部が見せた「徹底防戦」は「走狗」としての朝日の固い意思の表れだったが、国民
の抗議はついにかの鉄の城壁を突破したのだ。

 朝日新聞広報局のサイトの六月一日付の記事「『台湾』表記にご注意」には次のように
ある。

── 以前、本社企画・制作の夕刊広告が、「台湾国内」という表現が入ったまま掲載さ
 れたことがありました。…編集局から「台湾を国内とするのはおかしい」という指摘が
 寄せられました。……急きょ「国内」の文字を削り、最終版で「台湾」と直しました。
 …少し大げさかもしれませんが、朝日新聞が台湾を国と認めた、と思われかねません。
そして続けてこうも。

── 中華人民共和国から抗議が寄せられる可能性もあります。

 朝日新聞が地図を削除したのは、「台湾は中国の一部」とする、中国の国家戦略をかけ
た政治宣伝をウソと認めたからに他ならない。中国は自らの「走狗」の裏切りに怒れ。そ
してそのような宣伝を許さない日本国民の良識を知れ。

 それから朝日は、「中国の走狗」などを止め、真実を求める日本国民の側に立て。そし
て国民から尊敬される存在に。そうしないと今回のような「走狗」ならではの惨めなマネ
を繰り返し、笑われ続けるだけである。

 抗議に立ち上がった国民の皆様、大変お疲れ様でした。もう一匹の「走狗」であるNH
K退治に力を集中しましょう。


■ NHK「JAPANデビュー」問題:抗議先
・NHK「ジャパン・プロジェクト」の濱崎憲一ディレクター
 TEL:03-3465-1111
・NHK視聴者コールセンター
 TEL:0570-066066 FAX:03-5453-4000
 メール:http://www.nhk.or.jp/special/
・NHKスペシャル「感想・問い合わせ」
 https://www.nhk.or.jp/special/contact/index.html
・放送倫理・番組向上機構(BPO)
 TEL:03-5212−7333 FAX:03−5212−7330
 https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html(ご意見送信フォーム)
・総務省(放送政策課直通)
 TEL:03-5253-5776 FAX:03-5253-5779
 メール:https://www.soumu.go.jp/common/opinions.html


●日本李登輝友の会にご入会を!─NHK問題を解決するためにも
 NHK「JAPANデビュー」問題が起こってから、日本李登輝友の会に入会される方
 が増えています。この問題の解決のために本会をご支援いただける方は、ぜひご入会を
 お願いします。下記の「入会お申し込みフォーム」からですと、手軽にお申し込みでき
 ます。「入会案内」はホームページをご覧ください。   (日本李登輝友の会事務局)

■入会お申し込みフォーム http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

■入会案内 http://www.ritouki.jp/guidance.html

●「日台交流基金」にご協力を!

1口=2,000円(5万円以上の篤志者の方には特典があります)

☆郵便局
【加入者名】日本李登輝友の会 【口座番号】00110−4−609117

・通信欄に「基金」とお書き添えください。
・一般の方は、郵便局備え付けの「郵便払込取扱票」をお使いください。
・会員の方は、機関誌『日台共栄』に添付の郵便払込取扱票をお使いください。

☆郵便貯金口座
【記号−番号】10180−95214171 【口座名】日本李登輝友の会

☆銀行
【みずほ銀行】
本郷支店 普通:2750564 日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬
【三菱東京UFJ銀行】
本郷支店 普通:0012742 日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬
【ゆうちょ銀行】
〇一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0609117 ニホンリトウキトモノカイ

*郵便貯金口座と銀行からお振り込みのご注意
・一般の方の場合、振込人名しかわかりませんので、礼状はお出しできないことをご了承
 ください。
・会員の方は、お名前の前に必ず会員番号をご記入ください。


日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の
活動情報とともに配信するメールマガジン。日本李登輝友の会の公式メルマガです。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬