北市李登輝之友会から本会への義援金300万円と支援物資の手動充電式懐中電灯1,000個と
Tシャツ80枚の贈呈式が行われた。
台北市李登輝之友会からは陳秀麗理事長をはじめ、黄天麟・元総統府国策顧問と夫人、
林保華・台湾青年反共救国団理事長と夫人、蔡美津・台北市李登輝之友会理事の6名、本会
からは小田村四郎・会長、黄文雄・副会長(評論家・拓殖大学客員教授)、川村純彦・常
務理事(海将補)、三宅教雄・常務理事(元海上保安大学校長)、梅原克彦・常務理事
(前仙台市長)、柚原正敬・常務理事兼事務局長などが参加した。
小田村会長は、台湾で集まっている義援金の総額が150億円近くに及んでいることなど、
東日本大震災に台湾の人々が寄せられる「台湾心情(真心)」に感謝の意を表するととも
に、本会から「感謝広告に関する政府への要望」を呈したことや山谷えり子参院議員が国
会で松本外務大臣を追及したことなどに触れ、本会として台湾紙に感謝広告を出さない日
本政府の非礼をお詫びするとともに政府の対応を改めて非難した。
陳秀麗理事長は、震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、台北で開催し
たチャリティーコンサートの模様について述べ、義援金と支援物資が少しでも役に立てた
ら嬉しいと述べた。
黄天麟氏や林保華氏もそれぞれ一言ずつ挨拶、また本会側からもそれぞれに御礼の挨拶
を申し上げた。その中で、梅原常務理事は、2007年に李登輝元総統が仙台・松島を訪問さ
れた際に作られた俳句の句碑が無事であったことを紹介すると、いっせいに拍手が沸き起
こった。また、進行役をつとめた柚原常務理事が、発売中の「文藝春秋」5月号を掲げて李
元総統が寄稿されていることを紹介して回覧すると、台湾の皆さんは関心深げに見入り、
黄天麟氏はページを繰って読まれていた。
この贈呈式の模様は、本日付の「自由時報」でも報道されているので、下記にご紹介し
たい。
なお、この義援金と支援物資はこれまでの「お見舞い募金」とともに、福島、宮城、岩
手の本会支部を通じて被災地支援のために使われる予定だ。
■ 自由時報「台北李登輝之友會 捐300萬日元賑災」(4月25日)
http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/apr/25/today-int3-2.htm