町枝(まちえ)夫人ら一行が、蔡焜燦(さい・こんさん)氏(台湾歌壇代表・李登輝民主
協会理事長)のご招待により国賓大飯店にて昼食を共にした。
この昼食会には、蔡焜燦氏夫人、黄昭堂氏(台湾独立建国聯盟主席)、羅福全氏(元台
北駐日経済文化代表処代表)ご夫妻、無実の罪で22年もの投獄経験を持つ台湾歌壇の郭振
純(かく・しんじゅん)氏と夫人、台湾歌壇の黄教子さん、本会の早川友久・台北事務所
長なども参加し、蔡氏は懐かしい日本の唱歌などを歌って歓迎、昼食会は大いに盛り上が
った。
その模様を産経新聞がインターネット版で伝えているので、下記にご紹介したい。
なお、帰国した小野田町枝夫人から、蔡焜燦氏との間を仲介した本会に丁重な御礼の連
絡をいただいた。李登輝元総統より1歳年上の小野田寛郎氏は、機会があればぜひ李元総統
ともお会いしたいと意欲的だという。
29年間フィリピン潜伏の小野田さん、台湾歌壇メンバーと交歓
【産経新聞:平成23年(2011年)7月3日】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110703/chn11070323190003-n1.htm
◇…戦争が続いていると信じ、戦後29年間、情報将校としてフィリピン・ルバング島に潜
伏し続けた小野田寛郎さん(89)=財団法人小野田自然塾理事長=が妻で日本女性の会
会長の町枝さん(73)らと台湾を訪れ3日、和歌を詠む台湾歌壇のメンバーらと交歓した。
◇…日本統治時代の教育を受けた高齢者らが出迎え、小野田さんは「親日的で感動しまし
た。何より皆さんの東日本大震災に対する巨額の義援金に感謝します」とあいさつした。
◇…歌壇代表で、司馬遼太郎の「台湾紀行」にも「老台北」として登場する蔡焜燦さん
(84)は、自らの作品が入った歌壇の震災支援特集冊子を贈り、唱歌などを合唱しあっ
た。
(台北 吉村剛史)