台東区台湾籍女性2人殺害事件　同じ日本語学校に通う台湾籍の30歳男を公開指名手配

　東京・台東区で台湾籍の留学生の女性2人が殺害された事件で、警視庁は、同じ日本語学
校に通う台湾籍の30歳の男を殺人の疑いで公開指名手配した。

　公開指名手配されたのは、張志揚容疑者(30)。

　張容疑者は1月5日、日本語学校の寮となっている台東区のマンションの一室で、台湾籍
の留学生・林●▲(●はくさかんむりの下に止、▲はさんずいに瑩)さん(22)と朱立◆(◆は
女へんに捷のつくり)さん(24)の首など10カ所以上を刃物で刺して、殺害した疑いが持たれ
ている。

　警視庁は、張容疑者が犯行後、マンション周辺の防犯カメラに映っていたことなどから、
張容疑者の犯行と断定したという。

　張容疑者は、同居人の男性に「大阪に行く」などと言って自宅を出たあと、連絡がつか
なくなっていたが、警視庁のその後の調べで、張容疑者が現在、東海地方に滞在している
疑いが強いことがわかった。

　警視庁は、張容疑者の行方を捜している。

　一方、張容疑者の父親は、報道陣に対して「わたしは、息子がどうしているかわからな
い。まだ捜しています。本当につらいです。わたしの息子は絶対に人を殺さないとは言え
ない。しかし、とても信じたくない…」と胸中を語った。