だろうか。
ある機構が作成した台湾への感謝の意を伝えたCMが日台で話題となっている。Youtube
にもアップされておりご覧になった方もいらっしゃるかもしれない。そのCM自体も非常
に感動的だ。だが、それ以上に多くの台湾ネットユーザーから大変心温まる日本へのメッ
セージが寄せられている。こちらをご紹介をしたい。
このCMを発表したのは財団法人交流協会だ。1972年、中華人民共和国との国交正常化
以来、正式な国交を失った日本と台湾(中華民国)間で大使館のような役割を担う準公的
機構である。CMは3月9日にYoutubeにアップされ、11日からは現地の主要テレビ局で放送
されている。日本側から感謝の気持ちを示したにもかかわらず、台湾からはそれ以上に温
かいコメントが返ってきている。
・Youtubeコメント欄に寄せられた台湾ネットユーザーのコメント(抄訳)
「わざわざ(お礼を言ってくれて)ありがとう。日本が明日も元気でいますように」
「感謝の気持ちを伝えられる民族は素晴らしいと思う」
「台湾で地震が起きたとき日本は助けてくれた。お互い助け合うのは当然」
「日本人は強いと思う。感動して泣きそうになった」
「日本ならきっと大丈夫だと信じています」
「日本の皆さんの笑顔を見れて安心しました。まだ未来は辛いことがたくさんあるかもし
れません。でも私たちがいることを忘れないで!」
「日本の国民の心からの感謝に涙が止まらなかった。日本政府は一体何をやっているん
だ。もっと国民に目を向けるべきだ」
また、日本は過去に台湾を統治していた時代がある。台湾人全員が親日ではないが、そ
れに言及した上で、
「今は歴史のことはおいておきましょう。災害があったあの瞬間は私たちは同じ人類でし
た」
「過去のことは本当に不愉快だけど、震災後日本の皆さんの生きる力には感動しました。
尊敬します」
というコメントも見られる。心に響く言葉ではないだろうか。
この動画のコメント欄には日本人からのコメントも多く見られる。日本語でしか書けず
伝わっているだろうか、と心配する声も見られるが、そこまで心配する必要はないだろ
う。
日本も台湾も同じ漢字文化圏だ。また「感謝(カンシャ)」という単語は台湾の方言・
ミンナン語では「感謝(カムシャ)」と発音も近い。日本のネットユーザーからの感謝の
コメントは彼らにもちゃんと伝わっているに違いない。(6月22)
◆日本311東日本大震災滿1年 感謝篇 (完整版)
http://www.youtube.com/watch?v=rB36inEK__s&list=UU1BUcYM2WYQo0e-fNwYzDNg&index=2&feature=plcp
●何度見ても、台湾への感謝の心が改めてあふれ出てくるCMです。