台湾からの観光や商用客はノービザ(90日間)でアメリカを訪問できるようになる。
日本はすでに平成17(2005)年9月から台湾の観光客にノービザ(90日間)を恒久化して
いるから、アメリカは日本に送れること7年で認めた。
台湾政府は「ノービザ措置の実施は、台湾の人たちの、法律を守る精神と国民の質のレ
ベルへの評価であり、台湾とアメリカとの緊密な相互関係が更に強化される証でもある」
と表明し大喜びしている。
もちろん、日本もアメリカも、中国にはノービザ措置を取っていない。犯罪検挙率が異
常に高いからだ。
このアメリカの台湾へのノービザ措置を知って、中国人から「台湾のパスポートを取得
したい」という問い合わせが急増しているという。自分に有利なら何でも利用しようとす
る中国人の本性がここにも見て取れる。
今後、「偽装」や「偽造」が得意というより、それがすでに「文化」になっている中国
だ。今後、中国人による「偽造台湾パスポート」が増えるのではないか。
中国:台湾パスポートの希望者急増 米のノービザ目当て
【毎日新聞:2012年10月23日】
【台北・大谷麻由美】米国が11月から台湾人の観光客のノービザ措置を始めるのを前
に、中国人から台湾当局に「台湾のパスポートを取得したい」という問い合わせが、昨年
の10倍超の約400件に急増している。台湾紙・中国時報が報じた。
台湾と外交関係のあるのは23カ国だが、台湾人観光客のノービザ措置を実施しているの
は129カ国・地域に上る。米国のノービザ措置対象は日本を含め世界36カ国で、台湾は37番
目となるが、中国は対象国でない。
一部の中国人は台湾のパスポートの利便性に注目。中国政府の「台湾は中国の不可分の
領土」という主張などを根拠に「中国人も台湾のパスポートを申請できる」といううわさ
を信じ、台湾側にパスポート取得の問い合わせをしているという。外国に住む華僑からも
問い合わせが増加している。
中国人が台湾のパスポートを取得するには、台湾人と結婚して台湾に長期居留した後に
申請するのが一般的な方法。外国の居留権を取得した後、申請する方法もあるが審査が厳
しく、許可されるのは極めてまれ。