少なくない。日本三大鍾乳洞に数えられる龍泉洞のある岩手県の岩泉町(いわいずみちょ
う)もその一つだ。
昨年12月は伊達勝身(だて・かつみ)町長自ら中学生らと嘉義を訪問した。12月23日、
昨年に引き続き、今年は教育長が団長となり中学生らとお世話になった嘉義県議会を訪れ
たという。「台湾週報」から紹介したい。
台湾メディアによると、奇しくも12月23日には嘉義市内で第22回国際管楽フェスティバ
ルが行われ、大阪市の明浄学院高校の吹奏楽部の部員123名が参加していたと伝え、部員た
ちはフェスティバルの後、市内61のホストファミリーの家に分かれてホームステイし、台
湾の生活や地元の料理などに触れてもらったという。
このような交流が日台の絆を深め、厚みを加えている。嘉義の人々に、日本人の一人と
して心から「ありがとう」と感謝したい。
岩手県岩泉町の中学生と教師ら14名が嘉義県を訪問
【台湾週報:2013年12月24日】
岩泉町の三上潤・教育長を団長とし、岩手県岩泉町の町立小本中学校、小川中学校、岩
泉中学校の中学生10名および教師や保護者10名あまりで組織された訪問団が12月23日、嘉
義県議会を訪問した。この内の2名の生徒は、2011年に嘉義県議会が招いた東日本大震災の
被災地区の生徒として嘉義を訪問し、ホームステイをしたことがあり、今回は2度目の訪問
となった。
嘉義県議会では、「東日本大震災は、日本に甚大な被害をもたらした。嘉義県議会で
は、『愛に国境はない』の理念に基づき、2011年の夏休みに被災地区の1つである岩手県
岩泉町立小本中学校の生徒と教師30名あまりを台湾に招き、交流を行った。さらに、2012
年12月21日にも10数名の生徒と教師らが岩泉町長に引率され、再び嘉義県を訪問して交流
が行われ、双方には厚い絆が構築された」と紹介した。
また、今年の東日本大震災2周年となる時期に、嘉義県議会の余政達・議長は代表団を組
織して日本を訪問し、岩手県知事を表敬訪問、岩泉町立小本中学校の卒業式にも出席した。
今回2回目の訪問となった生徒2人は、2年前にホームステイでお世話になったホストフ
ァミリーに再会し、感激もひとしおだった。一行は県議会の手配により、嘉義の農業、漁
業、牧畜業の生産地や芸術・文化などの名所旧跡を訪問したほか、県内の瑞里国民小学校
の児童たちが実演した茶芸を観賞し味わった。