本日(1月15日)、満91歳のお誕生日を迎えられた李登輝元総統はたいへんお元気だ。昨
日は台湾のメディアと誕生日をお祝いする昼食会を開き、台湾独立の必要性を強調するな
ど持論を披露された。中央通信社が伝えているので下記にご紹介したい。
日は台湾のメディアと誕生日をお祝いする昼食会を開き、台湾独立の必要性を強調するな
ど持論を披露された。中央通信社が伝えているので下記にご紹介したい。
李登輝元総統「台湾の独立なくしてなにができよう」
【中央通信社:2014年1月14日】
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201401140008.aspx
写真:記者団から贈られた誕生日ケーキにナイフを入れる李登輝元総統
(台北 14日 中央社)今月15日に91歳の誕生日を迎える李登輝元総統(=写真左2)は14
日、メディアとの昼食会の席上、記者からの質問に対して台湾の独立の必要性を訴えた。
李元総統は、台湾の独立なくしてなにができよう、中国大陸と協力するのか。台湾は新
世代の台湾人のもので、全てのエスニックグループ(族群)が手を結ぶべきだと自身の考
えを述べた。
また、「台湾は台湾である」という姿勢を堅持し、“中華民族”の概念には同意しない
とした上で、「台湾は移民社会で、アメリカと同じだ」と強調。「中国大陸に行って先祖
に手を合わせ、涙する必要はない」との認識を示した。
この日、メディアからはケーキが贈られ、李元総統は自らろうそくの火を吹き消し、ナ
イフで切り分けた。台湾では誕生日に願いごとをする習慣があり、李元総統も例になら
い、さらなる政治の安定と経済の発展、優秀な指導者が台湾を牽引することを願った。
(蘇龍麒/編集:齊藤啓介)