日付で増刷され第2版となった。
本書は「贈る言葉」と題されていることからも察せられるように、自身の死生観形成の過程や総
統就任後の経験なども縦横につづられているが、自伝的な事柄はほとんどない。むしろ、日本への
提言が随所に散りばめられている。
例えば、原発問題に関しては、日本がめざすべきは原発ゼロではなく安全な原子力発電としての
核融合発電と提言し、尖閣諸島問題では、中国の太平洋進出の狙いを説くとともに「日本政府は毅
然とした態度で、中国側の『共同管理』の申し出を断固拒絶しなければなりません」と提案。ま
た、法的根拠を欠いている日台間の現状を憂い、「残る課題は日本版『台湾関係法』の制定」と提
言されている。
寝ても覚めても「これからの台湾がどうなっていくのか」に思いを馳せ、「と同時に、日本のこ
ともそれ以上に気懸りでなりません」という李元総統が「日頃から考えていることの集大成」とし
て出版したのが本書だ。
私は今年1月で91歳を迎えました。一昨年の11月に受けた大腸癌手術に続き、昨年7月には首の動
脈にステントを入れました。いよいよ自分に残された時間を意識しなければならなくなったと感じ
る次第です。
この本には、純粋な日本教育を22歳まで受けて育った元日本人ともいうべき李登輝の精神世界を
ひも解くと同時に、私という人間がいかにして形成されたのか、日本精神や武士道といった日本が
世界に誇るべき素晴らしい財産に対する評価、我が祖国台湾の現状と未来、長らく「片思い」が続
いた日台関係、国家の行く末を左右する指導者の条件や修練など、日頃から考えていることの集大
成と言えるものを盛り込んだつもりです。 (「はじめに」より)
【(株)ウェッジ 発売:2014年6月 定価:2,592円 A5判・上製・272頁】
第1章:再生する日本 第2章:李登輝の台湾革命 第3章:中国の歴史と「二つの中国」
第4章:尖閣と日台中 第5章:指導者の条件 第6章:「武士道」と「奥の細道」
第7章:これからの世界と日本
◆頒 価:会員:2,370円(税込) 一般:2,480円(税込) 会場:2,300円(税込)
*送料:1冊=350円 2冊以上=実費(日本国内のみ)
*入会希望の方も会員価格。
◆お申込:申し込みフォーム、またはメール・FAXにて
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◆申込先:日本李登輝友の会
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp HP:http://www.ritouki.jp/
◆支払い:代金後払い *本と一緒に請求書を送付します。
李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』お申し込み書
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