た。今年で4年連続だ。
12月3日、同校の1年生約300人が阿蘇くまもと空港から台湾に向けて飛び立ち、その日は淡水観
光、4日はあいにくの雨模様だったが、平渓線の十分駅で点燈を飛ばし、国立故宮博物院や忠烈祠
を見学。5日は交流している海山高級中学を訪問、女子ミニソフトバレーボールと男子バスケット
ボールの親善試合を行い、海山高級中学の日本語選択の生徒(交流エンジェル)と校内や授業を見
学し、さらには交流エンジェルの案内で龍山寺や西門町、士林夜市など台北市内をグループ自由行
動したという。最終日の6日は台北101や中正記念堂を見学後、16時発の便で無事に熊本に帰国し
た。中央通信社が伝えているので下記に紹介したい。
ちなみに、大津高校が台湾修学旅行を初めて実施したのは平成23(2011)年12月のことで、熊本
の県立高校として台湾へ行くのも、1学年全員が参加するのも初めてのことだった。当時の白濱裕
(しらはま・ひろし)校長の英断だった。
親御さんの理解を得るため金美齢さんを講師に講演会を開いたり、事前研修のオリジナル教材を
作成、また交流したい台湾の高校へ何度か足を運んだりと並々ならない苦労を重ねて実現した。
白濱元校長には、間もなく発行する機関誌「日台共栄」12月号で、そのときの県教委との折衝な
ど、初の台湾修学旅行を実施するにあたってのご苦労を執筆いただいている。機関誌は12月下旬の
お届けとなる予定だ。楽しみにお待ちいただきたい。
台湾の高校生、「ピータン」で日本からの修学旅行生をおもてなし
【中央通信社:2014年12月7日】
(台北 7日 中央社)熊本県立大津高校の1年生ら約300人が修学旅行のために訪台した。5日には
新北市の海山高校を訪れ、地元の生徒らと交流を行った。台湾の複数メディアが伝えている。
大津高校が台湾への修学旅行を実施するのは今年で4回目。「国際的な視野と双方の絆を深める
こと」を目的に行われている。海山高校では日本語を学ぶ生徒らが「交流エンジェル」となり、日
本の高校生をもてなした。
昼食の時間には台湾で食べられるアヒルの卵を熟成させた「ピータン」(皮蛋)が振る舞われ、
日本の生徒らは独特のにおいや味に苦戦しながらも珍しい食材に果敢にチャレンジ。その後はグ
ループに分かれて台北市内などを観光した。
双方の生徒らは、日本語や英語、ジェスチャーを交えて交流。ホスト役を務める女子生徒は「事
前講習のとき、途中であきらめようと思ったけれど、最後までやり遂げたかった」と話し、龍山寺
や西門町、士林夜市などを案内したという。
(編集:齊藤啓介)