げられているが、民進党の高志鵬・立法委員は孫文が建国の父だとする法律はなく、憲法にもその
肖像画を掲げる規定はないとして、肖像画をなくす法改正を推進しているという。
この件について、立法院の蘇嘉全・院長は「すべての立法委員に提案権があるとした上で、立法
院は最終的に国民の考えに沿った結論を出すだろうと述べ、提案を尊重する立場を示した」とい
う。台湾国際放送が伝えているので下記にご紹介したい。
確かに孫文は「中華民国の建国の父」かもしれないが、中華人民共和国でも「建国の父」として
位置づけられていて、台湾とは関係がない。
孫文は、日本が台湾を統治していた1900年(明治33年)と1913年(大正2年)に台湾に立ち寄っ
ているものの、1912年に孫文を臨時大統領として中華民国が建国されたときに台湾は日本が統治し
ていたので、中華民国の建国とはまったく関係がない。
台湾は台湾に住む人々、すなわち台湾人の意思でものごとを決めてゆけばよい。その点で、法治
国家である台湾はまさしく蘇嘉全・立法院長が言うように「すべての立法委員に提案権がある」し
「国民の考えに沿った結論」を出せばよいのではないか。
民進党、孫文の肖像画を無くす提案
【台湾国際放送:2016年2月22日】
最大野党・民進党の立法委員が、中華民国建国の父、孫文・博士の肖像画を無くす法改正を推進
していることについて、立法院の蘇嘉全・院長が尊重する立場を示した。台湾では政府機関や教育
機関の多くに孫文・博士の肖像画が掲げられている。
民進党の高志鵬・立法委員は先週、孫文・博士の肖像画を無くすことを提案。同じく民進党所属
の蘇・立法院長は22日、これについて、すべての立法委員に提案権があるとした上で、立法院は最
終的に国民の考えに沿った結論を出すだろうと述べ、提案を尊重する立場を示した。孫文・博士の
肖像画に存在の必要があるかどうかとの質問に対して、蘇・立法院長は、「立法委員の考えを尊重
する」と繰り返した。
高・立法委員は、孫文博士が建国の父だとする法律はなく、憲法にもその肖像画を掲げる規定は
ないとして、封建政治の象徴なので廃止すべきとしている。
これに対し、与党・国民党の主席補欠選挙に立候補している、黄敏恵・代理主席は22日、中華民
国は孫文・博士が作り上げたのであり、民進党の主張は問題を政治化し、中華民国を消し去ろうと
するものだと批判、すべての人は自分の国を守るべきで、それは中華民国だと主張した。
● 桜募金ご協力のお願い 日本から台湾に桜を贈り一緒にお花見をしよう!!
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20151217/
【桜募金要項】
◆ 1口=2,000円
*募金にご協力いただいた方全員のお名前のプレートを植樹した桜に掛け、長く銘記する予定です。
*15口(3万円)以上の篤志者の方には、李登輝元総統ご揮毫の色紙「為国作見證」(印刷)
と「我是不是我的我(私は私でない私)」文鎮を贈呈の予定です。
◆募金期間 平成27年(2015年)12月15日〜同28年(2016年)3月31日
・郵便貯金
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
記号・番号:10000・30439851
・ゆうちょ銀行
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ) 店番:008 普通預金:3043985
・銀 行
三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通 0149224
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)
・郵便振替 *「桜募金」と明記して下さい。
日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)