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 ― 辻本に「なんでお前がいるんだ?!―
 宮中茶会に招かれ参加したが、国会議員が大勢居る。 さすが国民から選ばれているだけあるものと感心したが、どう
いうわけかその中に「辻本」がいた。これはブッタマゲた。 「何でお前が居るんだ!」と言ってやったが、普通、奴が来る
か?(会場は大爆笑)
 しかし、その茶会、民主党若手議員がやたらと挨拶に来た。彼らは「ゴー宣」を一様に読んで、ワシのファンと言いしかも
自分を「保守」だと言い切る。横に居た大原教授は「もうこれは小林詣でだよ」と語ったが、その若手議員たちが「小林先
生、講演会に来ていただきますか」と言ってくる。 まともな保守議員に育てなければならないと思った。
 麻生さん、本当は良い人だけれど、肝心なところで靖国参拝しないなど、なかなか難しい。阿部さん、中川さん、保守本
流の議員さんももう一歩、というところだったが、残念ながら、及ばなかった。
 「外国人参政権」とか「夫婦別姓」など極左がいうことを実行しようとしており危機的状況にあるが、やはり内部から変え
ていただく力になって欲しい。
 民主党上層部はどうしようもない。鳩山首相の「友愛」など殆んど「イマジン」の世界、「国境などありません」と・・・。
しかし残念ながら国境は存在するんですね。 相手に自分の言うことを如何にしてきかせるか、できれば属国化したい。
そこまで考えるのが国家の非常な宿命。その中で日本が如何に自立していくかを若手民主党議員は、学んで欲しい。

 ―李登輝さんは、本当に尊敬できる人―
 「台湾論」を書いたのが9年前。あれから入国禁止になったが、行ってみようかと
も思った。しかし、黄文男さんなんか、飛行機の中で出されるものは毒が入ってい
るかもしれないと、飲まない。 自分も台湾へ行って捕らえられ監禁されても、今の
日本政府は助けてくれないだろうし、国民も「自己責任」なんてことで片付けられ
そうだ。(大爆笑)
 日本の議員さんも李登輝さんのことを大して知らないのに、李登輝さんと会った
ことを誇らしげに言う。しかし、李登輝さんは、屈託なく尊敬できる人。まさに公の
人で私欲がない。「天皇陛下」に次ぐ公の精神を持った人だ。
 台湾の軍隊は元々国軍ではなく国民党軍であった。自分の命も狙われるかもし
れぬ状況の中で、民主化して党の軍から国民のための軍に変えていった。
日本は、始めから国軍があるので左翼の防衛大臣が登場してもそれに従わなけ
ればならないが、台湾ではそうではなかった。その苦労は並大抵のことではなく、
また、そ政治手腕は、素晴らしい。
 今年、お会いしたときは、幾分、お歳を召された感は否めないが、公人たる精神
に衰えはなかった。食事制限があるのだろう、皆と食事をしたとき、焼肉弁当だったが李登輝さんだけソバだった。「俺
も肉を食べたいんだ」と、とても元気だった。そして、ずっと政治の話を続ける。まだまだ、頑張って欲しいお方だ。

 ― 国連は、中国のような独裁国家ではなく台湾こそ国家として認めるべきだ ―
 中国は、利害を武器に台湾を世界から孤立させようとしている。国家とは恐ろしいものだ。中国人が悪いというより共
産党がそうなのだが、それは国民党も同じである。「台湾論」を北京語に訳して発売さてから、国論が真二つに分かれ
、ワシの写真が焼かれた。
 国民党系中国人が行ったことだが、本省人が、それに怒り、自分の敷地に「支那人入るな!」と立て札を立てたり、
「台湾論」を大量に買い込み配布し、「台湾は言論の自由を持ったのではないか!」と抗議が起きた。
 日本の漫画が国を真二つにしたことを日本のマスコミは、全く報道しない。やはり台湾のことは見てみぬ振りをし、中
国の顔色を伺う。異常なことである。
 台湾では、マスコミへの中国の影響が強まり、世界の自由報道において台湾は香港より下位となった。国民党独裁
時代に逆戻りをしている。台湾は、言葉を中国にとられてしまっている。日本は、漢字を導入するも日本流にアレンジし
て言葉の確立を護った。「友愛」だったら、今頃「中国語」になっている。
 台湾は、中国語が読めてしまう。それが中国の宣伝文句に染められる。いずれ香港化され飲み込まれる道を辿るこ
とにもなりうる。
 では、何故、馬英九を選んでしまったのか。そこが民主主義の難しい問題点がある。
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