『台湾の声』2015.3.19 16:00
台湾のネット新聞『民報』が本日１９日、日本戦略研究フォーラム理事である川村純彦・元海将補の声明文を掲載した（末尾に日本語版を転載）。
これは、台湾の張旭成氏が１２日に『民報』に発表した“台湾の平和中立推進のため日本へ「進撃」する”という文章について、日本戦略研究フォーラムの立場を明らかにするものである。
なお『民報』では、５日に台湾の元国防部長・蔡明憲氏も“台湾平和中立の戦略思考について話すために日本を訪れる”という文章を発表している。文中では同フォーラムとの交流に言及したうえで、「訪問した日本の国会議員およびシンクタンクの退役高級将校、戦略学者らの絶大多数が支持した」と紹介している。おそらくこれも張氏同様の誤解であろう。なお蔡氏の文中では、日本の「公共」ケーブルテレビ局が会議を放送したかのように紹介されているが、関係者によれば取材を行ったのは民間のテレビ局である。
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関係各位
貴紙が3月12日に掲載した張旭成氏の“台湾の平和中立推進のため日本へ「進撃」する”という文章において、私が所属する「日本戦略研究フォーラム」（JFSS）の座談会について言及があり、「基本的には彼らは台湾の独立と中立を歓迎している」とされた。
ここに事実を明らかにし、当日のやり取りを復元したい。当フォーラムは確かに呂秀蓮元副総統と意見交換をした。だたし、このやり取りの中で、当フォーラムあるいは私自身の見解として「台湾の独立と中立を歓迎する」という発言、もしくは「台湾の独立と中立を歓迎する」と誤解されるような発言は一切なかったことを確認している。
当フォーラムは台湾の事実上の独立についてはっきりと認知しているが、呂氏の「中立」の主張については、懸念を抱いている。
日本戦略研究フォーラム理事
日本国海上自衛隊元海将補
川村純彦
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民報が掲載した川村・元海将補の声明（日本文および漢文）
http://www.peoplenews.tw/news/528d123f-5cde-4a86-ab79-65fa86ad4eb2
