【読者反響】好戦的な中国軍首脳よる家系断絶の危機
好田良弘
【産経記事】中国軍少将「日本が曳光弾を発射すれば開戦だ」と反撃を明言
こうした記事を読んで、いつも疑問に思うのは、中国側で、いざという場合、矢面に
立つ最前線の兵士とその家族たちは、軍首脳やネット族のような、強硬姿勢を共有し
ているのだろうか、ということです。
なぜなら、中国では一人っ子政策が継続していますから、兵士たちも一人っ子である
可能性が高いと思われます。その場合、彼らが子を成す前であり、紛争により、その
命が失われることがあれば、その家系は断絶するからです。中国の兵士とその家族
は、そのほとんどが正確な所在さえ認識していないであろう南海の孤島のために、家
系断絶の危機を厭わないのでしょうか。
一方、いざという場合、後方に身を置く権力者たちは、その子息と財産を海外へ送り
出しており、こうした心配とは無縁であることを、中国人民は認識していることで
しょう。
従って、まずは、家系断絶の危機を兵士とその家族に実感させ、これを権力者たちの
姿と対比させつつ、人民一般に広く浸透させ、損得勘定を促すことが、彼らを出口に
向かわせるのではないでしょうか。
但し、そのためには、我が国として、あらゆる意味で、守りを固めることが必要で
す。