【読者便り】「永住許可」と私の行くべき道

【読者便り】「永住許可」と私の行くべき道

               阿貴

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昨日はひどい雷とゲリラ雨があったんのですが、そんなことも気にせずに、
青森市内にある「仙台入国管理局・青森港出張所」へ行って、「永住許可」の手続きを完了させました。

8000円の印紙を買って、そして「永住許可」というシールを貼ってもらって。
は〜い!終了です。

私は来日12年目になりますが、なぜこれまで「帰化」を申請しなかったかといいますと、
台湾の国籍を放棄したくなかったからなのです。

旦那は私に「帰化」してほしいと言ってましたが、私はそうしたくないのだ。
まだ同じ墓に入る心の準備が出来ていないわよ。(笑)

まぁ〜日本人になりたくないというよりも、日本人にはなれないといいますか!
もちろん「日本人になる」ということは、光栄なことと思います。

しかし 私は外人だ、どこへ行っても、何年住んでも、外人は外人だ。(家の中も外人だよ・・・。)(泣)
日本人にはなれない。日本人の気質に染まりたいという願望はありますが、
けれどなぜか、それを受け入れたら、私は台湾との関わりがなくなってしまうと思うのだ。
(そんなことがないかもしれませんが)

今 じゃなくても きっと 私が死んだら、子供達は 
もう 私の生まれ故郷と かかわらないのだろう。(想像ですが)
だから、あえて、「帰化」はしたくない。

国籍に「台湾」という二文字をを残したい。
私と台湾の繋がりを残したいのだ。

けど、これまで、「在留期限更新」を2度も忘れて、一回目は3年前、
2度目は今年の3月。そこで不本意ですが、「永住」を申請しました。

ちなみに 私は「日本人の配偶者等」という身分で日本に留まっているのだ。
なんたか ちょっと 「いい気持ち」 はしないわね。(気にし過ぎか?!)

7月6日に入管から、「永住許可」が下りたという連絡が。
そして昨日入管へ行って、手続きを完了したのだ。

「永住」と「帰化」
日本に住んでいる「在日台湾人」はどれを選択したのだろう?!
興味はありますね。

本来なら、「永住許可」が下りたことで、喜ぶべきことなのですが、
なぜか 運転免許取得した時と同じく、「喜びは半分以下」だな。

それと選挙権ですが、私は欲張り者ですが、「永住許可」をもらっても、
選挙権は求めません。

なぜなら、「日本国民」ではないからなのです。
もう 骨を 日本で埋める覚悟が 出来たら、迷わず「帰化」を選択するでしょうね。
そうしたら、選挙も自分の一票を意思表明したいわ。

やっばり「帰化」と「永住」を持つ意味はかなり違うと思うけどね。

「永住許可」が下りたことで、私には「別の道」の選択があると思ってしまった。
複雑だな〜この気持ちは。

知らない人に、「うちの息子と結婚すれば、あなた!日本国籍もらえるよ」といわれたことがある。
まぁ〜おじいちゃんなので、気にもしなかったけど。

外国人は みんなが みんなで「日本国籍」を欲しがっているじゃないわよ。(少なくとも私はそうなんだ)

それに私は既婚者ですし。
それに国籍は「台湾」という誇りも持っているし。

日本は好きよ!第二のふるさとですもの。
日本との関わりは、なんと小学校2年生からあると思ってましたよ。(話せば長いですが)

「台湾有事になったら、台湾の家族はどうする?」という質問を受けたことがある。
私は冷血ではないが、残念ながら現実的には、どうしようもないのだ。

最近テレビも新聞も見ない人が、偉そうなことを言うのもどうかと思いますが、
そうならないように、我々がいるのではないかと思います。

さっきも言ったように、国籍に「台湾」という二文字を残したい。
けれどその事自体 また完全に出来ていないのだ。

台湾自身の正名と日本での正名は進んではいますが、まだまだ進行中なのだ。

「正名運動」!まさか日本に来てから関わるとはね。
なにが出来るではなく、青森は田舎らしく、田舎で出来ることからはじめよう!!
ゴールが見えるまで。

東京の先輩達よ!我々地方の鏡ですよ。

私の道しるべになってくださいな。
行く道を迷わないようにね!


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