【良書紹介】西村幸祐・21世紀の「脱亜論」中国・韓国との訣別(祥伝社新書)
とても示唆に富む一冊。第四章、「アメリカに依存しない「新脱亜」のあり方」はとくに面白い。筆者の独創的な発想を是非注目してほしい。
「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
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アマゾンより
明治十八(一八八五)年に発表された「脱亜論」は、日中朝の三国で手を携えて欧米列強に対峙していこうと考えていた福澤諭吉が、中朝の現状に絶望し、その路線を断念した諦念を表明したものだった。
日本は明治以降一貫して、朝鮮が華夷秩序から脱し、独立するよう多大な労力を払ったが、無駄に終わった。一〇〇年たって今日また、韓国は華夷秩序に回帰しようとしている。もはや日本は「一衣帯水」などという幻想は捨てて、中朝韓以外のアジア諸国と、今まで以上に紐帯を強め、連携を深めていかなければならない。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西村/幸祐
1952年東京生まれ。評論家。慶應義塾大学文学部哲学科中退。在学中に第六次「三田文学」編集を担当。80年代後半から、主にスポーツをテーマに作家・ジャーナリストとしての活動を開始。2002年の日韓W杯を機に、歴史認識問題や拉致問題に関する取材、評論を展開する。
「撃論ムック」「ジャパニズム」をそれぞれ創刊、編集長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)