【獅子身中の虫】台湾軍元将官(中国出身)・「我々も中国軍」

【獅子身中の虫】台湾軍元将官(中国出身)・「我々も中国軍」

2011.6.10 産経新聞

 【台北=吉村剛史】台湾軍の退役将官らが中国で開かれた中台の軍人交流行事で、中国軍の現役将官らに「(われわれは)ともに同じ中国の軍隊」「(中台)統一は歴史的任務。頑張ろう」と発言したと台湾メディアが大きく報じ、台湾の馬英九総統は9日、「困惑し、心を痛めている」との声明を発表した。

 声明で馬総統は、再発防止のため、退役軍人に対し、政府の三不(統一せず、独立せず、武力行使せず)政策などを徹底することや、中国を訪問する際の一定の発言規制、訪問日程の明確化などの規範づくりを模索する姿勢を示した。

 退役将官の“失言”は、台湾の有力紙で、与党・国民党寄りとされる「聯合報」が8日、現地報道などをもとに報じ、主要メディアも一斉に取り上げて台湾社会に波紋を広げた。

 6月初めに訪中したのは許歴農・元総政治作戦部主任ら台湾軍の退役将官約20人で、中国政府幹部ら約300人が出席して6日午後に北京で開催された中台軍人交流座談会に参加。その席上、台湾軍の複数の元将官が「国軍(台湾軍)共軍(中国軍)ともに同じ中国軍」「歴史的な任務と使命の(中台)統一に向けてともに頑張ろう」と発言。閉会後に中国軍の羅援少将が明らかにした。

 台湾の退役軍人は、一定年数がたてば中台間を自由に往来でき、機密事項を除いて発言を制限する法律もない。

 台湾の市民からは「(今回の発言問題だけでなく)退役軍人は台湾の手厚い年金を受け取りつつ、中国側の招待などで対台湾統一工作の協力者として取り込まれている」との批判が噴出していたが、国防部(防衛省に相当)は「退役将校たちの行動や言動は関知しないが、一部の言論が社会の誤解を招いていることは遺憾」との声明を出すにとどまっている。

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時局講演会

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講師/「台湾の声」編集長 林建良(りん けんりょう)

日 時/6月29日(水)午後6時
会 場/ホテルルポール麹町 麹町会館
   3F「アメジスト」
    東京都千代田区平河町2−4−3
   !)03-3265-5365

参加費/8,000円(食事付) ※当日欠席は会費をご請求いたします。
メールアドレス  shinwakai@shirt.ocn.ne.jp

連絡先:時局心話會
    東京都台東区池之端2−2−8  3F
     電 話 03−5832−7231
  FAX 03−5832−7232
※すでにお知らせしている方には、重複してのご案内となりましたことをご
容赦ください。
※お弁当の準備等ございますので、ご参加希望の方は前日までにご連絡
いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。


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