【林志昇詐欺集団】警察でも警戒呼びかけ

「台湾の声」【林志昇詐欺集団】警察でも警戒呼びかけ

台湾の声ニュース 2013.4.14

昨日、TVBSが報道したところによれば、台湾の南
投県および台北市の警察署より、林志昇集団「台湾民
政府」が発行しているIDカード(身分証)販売に注
意するよう呼びかけが出されたという。なお、林志昇
集団は、最近、「台湾政府」と名称変更し、そのID
カードも「台湾政府身分証」と表記されている。

「このIDカードがあれば、米国のビザ免除プログラ
ムによるESTA申請が不要になる」と言われて購入した
が、そうはならず、うやむやにされたという視聴者か
らの訴えでTVBSが取材した。

米国の事実上の大使館であるAIT(米国在台協会)
はこのIDカードの有効性を否定し、「パスポートが
必要」としている。

南投県政府警察局では、2月19日に「最近、虚偽の
宣伝文書をもって、米国政府が審査発行する台湾政府
身分証などの便宜が得られるとして、原住民部落{原
文}に侵入し詐欺を行っている詐欺集団があるので、
信じて騙されないように」という注意喚起を行った。

また、台北市警察局文山第二分局でも2月24日にほ
ぼ同様の注意を呼びかけた。

報道によれば、林志昇は「IDカードだけではなく、
「台湾政府(台湾民政府のこと)」発行の旅行文書を
取得して初めてノービザになる」と説明しており、詐
欺はさらに拡大する様相を見せている。

なお、台湾を米国の一州にしてから独立をという運動
をしている黄育旗氏は、当初は林志昇に協力していた
が、途中で協力するのをやめ、今ではネットテレビ
(風雲網路電台)で林志昇の詐欺を告発している。

黄氏によれば、かつて林志昇らが発行していたパス
ポートを使って米国に入ろうとした台湾人が目の前で
送還されたという。

黄氏はまた、米国の統治下では身分証は発行されず、
身分証明は社会保障番号や運転免許証で行われるので、
林志昇が米国が発行した身分証だと宣伝しているのは
おかしい、と指摘している。

黄氏は常識がない人が騙されて共犯になっていると厳
しく批判している。

またその番組の司会を務める劉丁妹氏は、自身が林志
昇集団の研修を受けに行きましょう、と誘われた時の
経験を明かした。「お金がかかるから行きたくない」
と断ったところ、「そんなの気にしなくても大丈夫」
と言われたので、行ってみたら、宿泊費・食費を含め
て高額の研修費を請求されたという。

南投県警の注意喚起(中国語)
http://www.ncpb.gov.tw/index.php?code=list&flag=detail&ids=32&article_id=14304

台北市警文山第二分局の注意喚起(中国語)
http://w2pp.tcpd.gov.tw/ct.asp?xItem=45790105&ctNode=35247&mp=108111

TVBSの報道(中国語)
http://www.tvbs.com.tw/news/news_list.asp?no=miranda012020130413193629&&dd=2013/4/13%20%A4U%A4%C8%2007:46:11

用民政府護照遭強制驅境
[ 風雲網路電台 2012-06-28 ](台湾語)
http://www.youtube.com/watch?v=4qautiPssL0

黄育旗:美國統治會用社會保障號碼不會用身分證
[ 風雲網路電台 2012-09-26 ](台湾語)
http://www.youtube.com/watch?v=ROrsu0tJZD4

本誌関連記事

2013/04/10【要注意】「台湾民政府」林志昇カルト集団に注意!(長文)
http://www.emaga.com/bn/?2013040001042647017228.3407

2013/03/21【読者便り】さよなら「台湾民政府」
http://www.emaga.com/bn/?2013030001864535001831.3407


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